Microsoft 365のデータを包括的にバックアップ、ソフトクリエイトが「SCCloud SaaS Backup」を提供開始

ソフトクリエイトは、「Microsoft 365」のデータ保護に特化したクラウド型バックアップサービス「SCCloud SaaS Backup」の提供を開始した。バックアップ対象やバックアップ頻度、バックアップ期間をユーザーが自由に選択できる。

» 2023年05月08日 08時00分 公開
[山口哲弘ITmedia]

 ソフトクリエイトは2023年4月24日、「Microsoft 365」のデータ保護に特化したクラウド型バックアップサービス「SCCloud SaaS Backup」の提供を開始すると発表した。

中小企業のM365バックアップやリストアを直接支援

 SCCloud SaaS Backupは、Microsoft 365のデータ保護が目的のクラウド型バックアップサービスだ。Microsoft 365にもデータバックアップ機能があるが、削除したアカウントにひも付いたデータや古いデータも管理するにはそれとは別にバックアップデータを持つことが一般的だ。だが、中小企業を中心にIT環境の運用体制が十分ではない組織においてはバックアップ体制が不十分なことも多く、ランサムウェアからの復旧や人的ミスへの対策、BCP対策や監査への対応に課題が残るケースもある。

 SCCloud SaaS Backupはこうした企業向けのシンプルなバックアップソリューションで、「Microsoft Teams」のチャットを除く全てのデータをバックアップできる。バックアップ対象やバックアップ頻度、バックアップ期間はユーザーが自由に選択できる。世代指定やフォルダなど、細かい単位でのリストアも可能だ。管理画面でジョブや進行状況も確認でき、導入や保守のサポートもサービスに含まれる。万が一、リストアが必要になった場合はソフトクリエイトのエンジニアが作業を支援する。

 価格は、1ユーザー当たり月額300円。標準のバックアップ先は「Azure Blobストレージ」で、バックアップ先ストレージ関連費用は含まない。ソフトクリエイトでは、バックアップ先ストレージの参考費用を1GB当たり月額2円程度だとしている。

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