NRIセキュアとTXOneが半導体業界のセキュリティ対策強化に向けて連携を発表した。ITおよびOT領域でそれぞれセキュリティの知見を有する両社がノウハウを組み合わせる。
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NRIセキュアテクノロジーズ(以下、NRIセキュア)は2023年6月19日、半導体業界のセキュリティ対策支援の拡充を目的としてTXOne Networks Japan(以下、TXOne)との連携を強化すると発表した。
NRIセキュアのコンサルティングサービスとTXOneの半導体に関する最先端の知見を組み合わせ、日本の半導体業界および産業制御システムのセキュリティレベルの向上に取り組むとしている。
NRIセキュアはこれまでOTやIoT分野のセキュリティに取り組んでおり、コンサルティングやセキュリティ診断、監視などのサービスを提供している。2023年2月には半導体の製造工程を対象に「半導体業界向けSEMIセキュリティ規格準拠支援サービス」を提供した。
TXOneは産業制御システムのセキュリティソリューションを提供するOTのセキュリティベンダーだ。国際標準規格「SEMI Standards」のセキュリティ規格の策定やセキュリティリスク評価サービスの開発に寄与しており、半導体業界におけるセキュリティについて高い知見を有している。
OTやIoTは生産性の向上において欠かせない技術だが、昨今ではサイバー攻撃の標的として悪用されることも多くある。これらの技術を実装したデバイスはいったん運用が始まるとソフトウェアのアップデートが適用されることなく使われ続けるケースもあるためセキュリティ強化は急務だといえる。
NRIセキュアとTXOneはそれぞれのノウハウを融合させることで、半導体業界向けサービスのさらなる価値向上を図る。その他、NRIセキュアはTXOne製品の検証評価などを進める予定だ。
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