Discordサーバでカスタム招待を作成できるサービス「Discord.io」で、76万人のユーザーデータが漏えいしたとみられる。
この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。
Malwarebytesは2023年8月16日(現地時間)、コミュニケーションアプリ「Discord」サーバの所有者がカスタム招待を作成できるサードパーティーサービス「Discord.io」で、76万人のユーザーデータが漏えいしたとみられる。
Discord.ioのオーナーは同サービスを当面の間停止することを決定しており、すでにプレミアムサブスクリプションはキャンセルされた他、影響を受けるユーザーに対してできるだけ早期に連絡を取るとしている。
漏えいしたユーザーデータには、以下のデータが含まれている可能性がある。
支払いに関する情報は「Stripe」および「PayPal」によって管理されているため、今回の情報漏えいの影響は受けないとされている。
DiscordはDiscord.ioを使ったことがあるDiscordユーザーのOAuth認証トークンを失効させたと説明した。これによって、ユーザーが再認証を実施するまでアプリは対象ユーザーの代わりにアクションを実行できない。影響を受けたユーザーはパスワードを変更し、多要素認証を有効化することが推奨される。
Malwarebytesはデータ漏えいの被害に遭った、または、その可能性がある場合に取るべき行動として以下のアクションを推奨する。
今回の情報漏えいについて、Discordのスポークスマンは「DiscordとDiscord.ioは提携しておらず直接ユーザー情報は共有していない」と説明し、ユーザーに対して二要素認証を有効化してSMS認証の導入を検討することを推奨している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.