BoxとCrowdStrike クラウドデータ保護のための新パートナーシップを発表セキュリティニュースアラート

BoxとCrowdStrikeはクラウドデータの保護とデータ漏えい防止を支援するためのパートナーシップを発表した。

» 2023年10月16日 08時30分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

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 BoxとCrowdStrikeは2023年10月12日、クラウドにおけるデータ保護やデータ漏えい防止を支援するためのパートナーシップの締結を発表した。両社はパートナーシップを通じてあらゆる規模の組織に向けてクラウド上のデータの保護と漏えいを支援する。

BoxとCrowdStrikeはサイバー脅威への対抗とクラウド上のコンテンツ保護の実現に向けてパートナーシップを締結した(出典:PR TIMESのWebサイト)

BoxとCrowdStrikeのパートナーシップ 中小企業のセキュリティ支援

 今回のパートナーシップによって、リアルタイム制御と脅威保護のためのAI(人工知能)を搭載した「CrowdStrike Falconプラットフォーム」において、Boxのセキュアコンテンツ管理とコラボレーション機能が連携可能になった。悪意のあるファイルやランサムウェア、不審なアクティビティーを検出したり、Boxの管理コンソールから直接セキュリティポリシーを設定したりできるようになる。

 Boxはこのパートナーシップによって、CrowdStrike Falconプラットフォームの「Zero Trust Assessment」(ZTA)技術を活用することが可能となり、クラウドからエンドポイント、アプリケーションまで組織全体にわたって拡張できるようになる。

 その他、BoxとCrowdStrikeは両社の中小企業向けソリューションである「CrowdStrike Falcon Go」と「Falcon Pro」を提供し、中小企業のデータ保護を支援する。

 Boxは長年、中小企業から大企業に至るまでコンテンツ管理ソリューションを提供してきた。今回のCrowdStrikeとの提携で、Boxはこれまで提供してきたコンテンツ管理ソリューションにCrowdStrikeが提供するAIを活用したエンタープライズグレードのサイバーセキュリティ機能を統合し、従来の顧客に対してより強力なサイバーセキュリティ機能と選択肢を提供することになる。

 今回発表された新しい連携機能は2023年末にBoxおよびCrowdStrike双方のユーザーに対して提供可能となる見通しだ。

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