TenableはNessus Agent 10.8.0および10.8.1で発生した問題について報告した。この問題はプラグインの不具合によるものとされ、解決策としてバージョン10.8.2がリリースされている。最新版へのアップグレードが推奨されている。
この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。
Tenableは2024年12月31日に発生した「Tenable Vulnerability Management」や「Tenable Security Center」「Nessus」における一部エージェントがオフライン状態となる問題に関するインシデントレポートを公開した。
この問題は「Nessus Agent」のバージョン10.8.0および10.8.1におけるプラグインの不具合によるものとされている。
Tenableは2024年12月31日、特定のユーザー環境でプラグイン更新後にエージェントがオフラインになる問題が発生しており、即座にプラグイン更新の一時停止措置が講じられた。調査の結果、Nessus Agentの10.8.0および10.8.1のみに影響する問題があることが判明している。
この問題を修正するためエージェントのバージョンを10.7にダウングレードする措置が取られ、その後に問題を解消した新バージョン10.8.2が2025年1月2日にリリースされている。最新版へのアップグレード手順については公式リリースノートで公開されている。
2025年1月3日時点ではNessus Agentバージョン10.8.0および10.8.1のサポートは終了しており、これらのバージョンは無効化され、新規ダウンロードができない。影響を受けたユーザーに対して最新バージョンへのアップグレードが推奨されており、問題解決のための手順やFAQなどが公開されている。
ユーザーはTenableが提供しているアップデート情報や対応手順を確認するとともに必要な対策を講じることが望まれる。
2024年は大事件続きで世間のセキュリティ意識が変化? 編集部が選ぶ主要トピック
「やるなら徹底的に攻撃せよ」 Googleレッドチームのリーダーが語った演習の価値
半田病院を襲ったランサムウェア被害 当時者が語る「生々しい被害実態」と「教訓」
ChatGPTは犯罪者たちの“良き相棒”に ダークWebで観測した生成AIの悪用事例8選Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.