Eclypsiumは、Palo Alto Networks製の複数のアプライアンスに重大なセキュリティ脆弱性があると警告した。セキュアブートの回避や特権昇格、セキュリティ機能のバイパスなどのリスクがあるという。
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Eclypsiumは2025年1月23日(現地時間)、Palo Alto Networksの複数のアプライアンスに脆弱(ぜいじゃく)性が存在することを発表した。これらの脆弱性が悪用された場合、セキュアブートの回避や特権昇格、セキュリティ機能のバイパスなどが実行される可能性がある。
セキュリティアプライアンスはネットワークの安全を確保するための重要な要素となっている。しかし今回の調査で複数のPalo Alto Networksのデバイスがサプライチェーンのセキュリティやデバイスの整合性において脆弱であることが明らかとなった。Palo Alto NetworksのPA-3260やPA-1410、PA-415モデルにおいて深刻な脆弱性が確認されている。
発見された主な脆弱性は以下の通りだ。
これらの脆弱性が適切に対処されていない場合、侵入や持続的な攻撃の足掛かりとなり、ネットワーク全体の安全性が脅かされる可能性がある。Eclypsiumは企業がこれらのリスクを軽減するためにベンダーからの最新ファームウェアおよびセキュリティパッチの適用、デバイスの整合性監視、ログ分析の強化、セキュリティ設定の見直しや適切な構成の維持、サプライチェーンのセキュリティ評価の徹底といった対策を講じることを推奨している。
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