Tenableは「クラウド AI リスクレポート 2025」を発表した。Google Vertex AI NotebookやAmazon BedrockといったクラウドAIツールが、多くの企業をセキュリティリスクにさらしていることが分かった。
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Tenable Network Security Japanは2025年4月7日、「クラウド AI リスクレポート 2025」を発表した。クラウド環境で利用されるAIツールの多くが深刻なセキュリティリスクにさらされている実態が明らかになっている。
同レポートではクラウドのAI開発ツールやフレームワーク、「Amazon Web Services」(AWS)、「Google Cloud」(GCP)、「Microsoft Azure」が提供するAIサービスに潜むセキュリティリスクの現状が調査されている。
主な調査結果は以下の通りだ。
Tenableのクラウドセキュリティ部門リサーチおよびプロダクトマネジメントVPであるリアット・ハユン氏は以下のように述べている。
「クラウドでのAI使用において、危険にさらされているのは機密データだけではない。データやAIモデルが犯罪者によって操作されると、データ統一性の破壊や最重要システムのセキュリティの崩壊、顧客の信頼の失墜など、壊滅的で長期的な影響につながる可能性がある。クラウドセキュリティ対策は、AIの新しい課題に対応できるように進化して、一方ではAIデータに対する複雑な攻撃に対抗し、他方では責任あるAI改革を実践するという、微妙なバランスを提供しなければならない」
クラウド環境で利用されるAIツールのセキュリティ対策を怠ることは組織の競争力と信頼を大きく損なうリスクとなり得る。クラウドインフラやワークロード、アイデンティティー、データ、AIに関わるリスクを優先順位付けし、最小限のリスクでAIを安全に活用できる体制を構築することが推奨されている。
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