SmartHRは2025年6月4日からクラウド人事労務ソフトに給与計算機能を追加した。従業員情報を活用して手入力なしの計算を可能にし、業務効率と正確性を向上させる。
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SmartHRは2025年6月3日、クラウド人事労務ソフト「SmartHR」において、新たに給与計算機能の提供を開始すると発表した。
SmartHRを利用した従来の給与計算業務では、労務管理システムと給与計算システムの間で手動によるデータ連携が必要となり、業務負荷やミスのリスクが課題となっていた。
同機能は2025年6月4日から提供している。同社が提供する労務管理機能群を使って収集、管理する従業員情報をそのまま給与計算に活用すれば、データ入力なしで給与計算に関わる業務も一括で処理できる。
今回提供される給与計算機能は、SmartHRに登録されている最新で正確な従業員データを利用し、従業員データの加工や連携作業を最小限に抑えることで業務の効率化と正確性の向上を図る。さらに給与計算後の出力データはそのまま給与明細や源泉徴収票に反映でき、従業員への配布まで一貫して実施することが可能となる。
給与計算機能の主な特徴は次の通りだ。
給与計算機能は、「HRストラテジープラン」および「人事・労務エッセンシャルプラン」の契約企業向けに有料オプションとして提供される。また、導入支援サービスとして、パートナー企業のTECO Designと連携し、要件定義からシステム設定、検証サポートまでの包括的な支援も有償で提供される。
今後は既存の労務、勤怠機能との連携強化やタレントマネジメントへのデータ活用も視野に入れているという。
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