Anthropicは、生成AI「Claude」の急激な需要拡大に対応するため、GoogleおよびBroadcomとの提携を強化する。
Anthropicは2026年4月6日(現地時間)、生成AI「Claude」の需要増大を受け、GoogleおよびBroadcomとのパートナーシップを拡大すると発表した。2027年から稼働予定の次世代TPU(Tensor Processing Unit)の計算容量を数GW(ギガワット)規模で確保し、中長期的なAI開発およびサービス提供体制を強化する。
2026年に入り、Claudeの利用者数は増加の一途をたどっている。調査会社のApptopiaが公開したデータによれば、米国の生成AIチャットbot市場におけるClaudeの日次アクティブユーザー(DAU)は、同年3月上旬時点で1100万人を突破したという。
同社の財務指標も大きく伸長している。Anthropicによると、同社の年換算収益は2025年末時点の約90億ドルから、2026年4月時点で300億ドルに達した。また、年間100万ドル以上を支出する法人顧客数は、同年2月の500社から4月には1000社を超え、法人市場における導入も広がっている。
今回の提携の核心は、2027年より順次稼働する次世代計算インフラの確保にある。契約に含まれる数GWという規模は、一般的なデータセンターの電力量を大きく超えている。通常、大規模なデータセンター1棟の消費電力は数十から百メガワット程度だ。1GWは一般家庭に換算すると約70万から100万世帯の電力をまかなえる規模だ。
Anthropicの最高財務責任者(CFO)、クリシュナ・ラオ氏は、今回の投資を「顧客基盤の成長に必要なキャパシティを構築するための規律あるアプローチ」と述べている。新たな計算リソースの大部分は米国内に設置される予定だ。
同社は引き続き、Amazon Web Services(AWS)を主要なクラウドおよびトレーニングパートナーとする一方、Google CloudやMicrosoft Azureを含む主要なプラットフォーム全てを通じてサービスを提供する。このマルチクラウド戦略により、特定のハードウェアに依存しない柔軟な運用と、システムの耐障害性の向上を図る。
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