Anthropicは、AIによる脆弱性悪用の高速化を受け、企業の防御指針を発表した。パッチ適用の迅速化やAIによる開発・運用体制の強化、侵入前提の設計、資産削減などの対策を推奨した。
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Anthropicは2026年4月10日(現地時間)、AIの進展によってソフトウェアの脆弱(ぜいじゃく)性発見と悪用の速度が急速に高まっているとして、企業の防御体制強化に関する指針を発表した。同社は最新モデル「Claude Mythos Preview」を活用する取り組み「Project Glasswing」を通じ、攻撃側だけでなく防御側にもAIを活用すべき段階に入ったとの認識を示した。
同社によれば、AIは脆弱性の検出や悪用コードの作成に必要な時間や技能の壁を大きく下げている。今後24カ月以内には、長期間見逃されてきた多数のバグがAIによって発見され、実際の攻撃に利用される可能性がある。既に一般公開されている比較的性能の低いモデルでも、従来のレビューで見逃されてきた深刻な問題を見つけているという。
こうした状況に対し、同社は防御側もAIを取り入れることで対抗できると指摘し、具体的な対策を整理した。
同社は今後もパートナーとの取り組みを通じて指針を更新するとしており、AI時代における防御戦略の継続的な見直しの必要性を強調している。
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