「日本IBMのNHK案件失敗は既定路線だった」 メインフレーム大撤退時代のリスクと教訓ITmedia エンタープライズ まとめ読みeBook

基幹システムを所有するのはユーザー企業だが、構築の責任はベンダーが負う――。NHKと日本IBMの訴訟は、この歪んだ構造が抱える火種を改めて浮かび上がらせた。SIerの大規模プロジェクトのPMを長年務めた筆者が、メインフレーム移行プロジェクトが抱えるリスクと、IT部門が学ぶべき教訓を明らかにする。

» 2026年08月05日 08時00分 公開
[ITmedia]

 富士通に続き、日立製作所もメインフレーム事業からの撤退を表明した。自社の基幹システムを今後どうすべきか、時間切れが迫る中で多くのIT部門が頭を抱えている。

 本ブックレットでは、NHKが日本IBMを相手に約54億円の返還を求めて起こした訴訟から、IT部門が学ぶべき教訓を明らかにする。1030万ステップの資産をメインフレームからクラウドに移す同プロジェクトは、基本設計を終えながら詳細設計に進めず、契約解除に至った。膨大なコストと期間をかけたにもかかわらず、NHKが早々に継続に見切りを付けたのはなぜか。

 SIerのPMとして大規模開発を長年率いた筆者が、メインフレーム移行プロジェクトが抱える火種を明らかにしつつ、同案件の失敗が不可避だった理由を考察する。

 (収録記事は2025年5〜6月に公開したものです。本ブックレットにおける筆者の見解は、当時の報道内容と、当時公開された裁判記録の一部に基づいています)

ブックレットサマリー

  • NHK案件の失敗は既定路線だった?
  • 移行先クラウドの選定が、移行プロジェクトの難易度を左右する
  • 現行機能の「リライト」が行き詰まる構造
  • 大規模プロジェクト、「責任の境界」はどこにあるべき?
  • 課題があるのはNHKや日本IBMだけではない

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 本ブックレット(全15ページ)は、ITmedia エンタープライズで掲載した解説記事を基に再構成しています。

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