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産業技術総合研究所、1万人が使うグループウェアに「ガルーン 2」を採用
産業技術総合研究所は、大規模企業向けグループウェア「サイボウズ ガルーン2」を導入した。研究所の情報共有や研究開発に役立てるのが狙いだ。
独立行政法人 産業技術総合研究所は、大規模企業向けグループウェア「サイボウズ ガルーン 2 バージョン 2.5」を導入した。約1万人が研究所の情報を共有し、研究開発に役立てる。グループウェアを提供したサイボウズが1月26日に発表した。
産業技術総合研究所は2006年12月から既存の情報共有システムの見直しと、次期システムの開発に着手。同研究所は特定の業者に依存しないソフトウェアの開発手法などを研究しており、全国の公的機関や企業が活用できる業務ソフトウェアの開発を進めている。
こうした背景の中、次期グループウェアとしてガルーン 2.5を採用。特定の業者を介さずに、システムの相互連携やユーザビリティ(使い勝手)の改善ができる点を評価した。サイボウズはガルーンシリーズの提供にあたり、ほかのシステムとの連携を可能にする「システム連携API」や個別のカスタマイズを実現する「SIサービス」を提供している。
産業技術総合研究所は、日本の産業技術の水準向上を目指し、「ライフサイエンス」「情報通信・エレクトロニクス」「ナノテクノロジー」など6分野の基礎研究や製品開発を進めている。茨城県つくば市に研究本部があり、北海道や中部、関西などにも研究拠点を構えている。
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