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IBM、クラウドサービス向けデータセンターをノースカロライナに開設
IBMは総費用3億6200万ドルを掛けて、広さ10万平方フィートのグリーンな大規模データセンターを開設した。
米IBMは2月4日、米ノースカロライナのResearch Triangle Park(RTP)キャンパス内に、先端技術を集約したグリーンな大規模データセンターを開設したと発表した。
総費用3億6200万ドル、広さ10万平方フィート(約9290平方メートル)の新データセンターでは、同社のクラウドコンピューティングなどの取り組みをサポートする。ワークロードの約半分は顧客へのクラウドコンピューティングサービスに使われる見込みだ。
同社によると、電力消費を同規模のデータセンターの約50%に抑えるなど、さまざまなコスト削減を実現しているという。データセンター内のシステムには稼働状況をモニタリングするセンサーが張りめぐらされており、センサーから得た情報をキャパシティープランニングや省エネルギー対策に生かすことができる。また、サーバ冷却には外気を利用するシステムを採用した。RTP内のビルを改修して建設されたこのデータセンターでは、敷地内に同社のコンテナ型データセンター「Enterprise Modular Data Center(EMDC)」を増設することにより、需要に合わせて低コストで迅速な規模拡張が可能という。米グリーンビルディング協会(USGBC)による建築評価プログラム「LEED」のゴールドレベルに準拠している。
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