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「Android、2012年にAppleのiOSを抜く」iSuppli予測
2009年には2.7%だったAndroidのシェアが、2012年には20%近くにまで増えるとiSuppliは見込んでいる。
GoogleのモバイルOS「Android」は、2012年にAppleの「iOS」を追い抜くと、米調査会社iSuppliは予想している。
同社によると、2009年のAndroid搭載のスマートフォンは世界で500万台だったが、2012年には7500万台に増える見通し。iOS搭載機は2009年の2500万台から2012年には6200万台に増えるとみている。
市場シェアで見ると、2009年はAndroidが2.7%、iOSが13.8%だったが、2012年にはAndroidが19.4%、iOSが15.9%となる見込み。さらに2014年にはAndroidが22.8%を占める一方で、iOSは15.3%に低下するとiSuppliは予測している。
Androidの勢いは高まっており、NPDの調査では、第2四半期に米スマートフォンOS市場でトップに立った。Googleのエリック・シュミットCEOによると、1日に20万台のAndroid携帯が売れているという。
「Androidはスマートフォン市場に嵐を巻き起こしている」とiSuppliのアナリスト、ティナ・テン氏は語り、同OSが多数の端末メーカーから支持を得ていることが追い風になり、登場から5年でライバルのiOSを追い越すとしている。一方iOSは、プロプライエタリな性質とAppleのクローズドなビジネスモデルのため、搭載機の数は限定されるだろうと述べている。
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