Google、検索結果に「Google Places」情報を表示する「Places Search」スタート
地域情報検索に注力するGoogleが、検索結果に地図と店舗情報を表示する「Places Search」機能を追加した。
米Googleは10月27日(現地時間)、Googleでの検索結果に店舗情報サービス「Google Places」の登録情報を表示する「Places Search」機能を追加したと発表した。数日のうちに日本語を含む40カ国語以上の各国版で同機能が追加される見込みだ。
例えば「シカゴ ピザ」など、地域での具体的なショップやレストランを探すような検索語を入力すると、検索結果ページの右側に該当する地域のGoogle Mapsが表示され、その地域で登録されているGoogle Placesの店舗情報が優先的に表示される。
店舗の写真、住所や電話番号などの基本情報のほか、レイティングやレビュー数も表示し、リンクから各店舗のPlace pageに移動してYelpなどのレビューを読むことができる。
また、検索結果ページの左カラムに並んだ各種フィルター機能に新たに「Places」が加わる。「シカゴ ピザ」で検索するとトップには企業名の「シカゴピザ」が表示されるが、このPlacesでフィルターすると店舗情報のみを表示できる。
Google Placesは、レストランなどの店舗が無料で情報を登録できるサービス。既に5000万件以上の店舗情報が登録されているという。これまでは主にGoogle Mapsに反映されていた。Google Mapsでは1ページに10店舗程度の情報しか表示されなかったが、Places Searchでは30〜40店舗の情報を1ページに表示する。Googleは、これによって地域情報取得に要する時間が平均2秒削減できるとしている。
企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック
関連記事
- Google、検索結果ページに地域設定機能を追加
- Google、リアルタイム検索専用ページ「Google Realtime Search」を新設 地域指定やスレッド表示機能も
- Google プレイス(ローカルビジネスセンター)はもう少し見直されるべき
- Google、「Google Latitude API」公開で位置情報アプリ開発を促進
Google Latitudeの位置情報を利用した、帰宅直前にエアコンを入れてくれるアプリや渋滞情報アプリが登場するかもしれない。 - Google、リスティングサービスを「Google Places」に改称
Googleが、ローカルビジネス向けリスティングサービス「Local Business Center」を「Google Places」に改称し、サービスエリア表示やタグ付け、無料撮影サービスなどの新機能を追加した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.