Google、リアルタイム検索専用ページ「Google Realtime Search」を新設 地域指定やスレッド表示機能も
Googleのリアルタイム検索機能が独立したページになった。TwitterやGoogle Buzzの投稿のスレッドをスタート時点から時系列に読める機能などがある。
米Googleは8月26日(現地時間)、リアルタイム検索ページ「Google Realtime Search」を開設したと発表した。検索結果を地域や時間帯でフィルタリングする機能や、Twitterのツイートをスレッドごとにさかのぼって追える機能などがある。日本語版も対応している。
検索結果には「Google Replay」の時間軸チャート、スクロールするTwitter、Google Buzz、Facebookなどのリアルタイム投稿、最新のブログやニュースが表示される。
Googleは2009年12月に、検索結果ページに数秒前に投稿されたツイートやニュースなどをスクロール表示するLatest results機能を追加したが、新ページはこの機能を発展させ、独立したページにした形だ。TwitterやFacebookが検索市場でシェアを伸ばす中、対抗するための機能強化とみることができる。
利用するにはGoogleの検索結果ページで左のパネルから「アップデート」を選ぶか、「www.google.co.jp/realtime」と入力する。
Google Realtime Searchでは、検索結果を地域で絞り込むことができる。ページの左側のパネルの「Nearby(周辺の検索結果)」をクリックすればGoogleアカウントで登録している自分の在住地域に限定した情報だけを表示できる。「Custom Location(場所を指定)」で地域を指定することも可能だ。例えば近いうちに旅行に行く目的地の情報を入手する場合などに便利だ。
「conversations(会話) view」として、特定のツイート(やバズ)などの投稿のスレッド全体を時系列に読める機能が備わっている。投稿の下に表示されているスニペット(概要を説明するテキスト)の「Full conversation(スレッド全体)」をクリックすると、その投稿のスレッドが会話のスタート時点から表示される。
また、Googleアラートもアップデートした。Googleアラートは、指定したキーワードに一致する検索結果をメールで配信するサービス。これまでは通知を希望するタイプとして「ニュース」「ブログ」「ディスカッション」があったが、これに「アップデート」が加わった。タイプを「アップデート」にし、頻度を「その都度」に設定すれば、リアルタイムなアラートを受信できる。
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