世界モバイルブロードバンド人口、2011年末には10億人に――Ericsson予測
スマートフォンやタブレットの普及、高速なLTEサービスのスタートなどの要因により、2010年に5億人だったモバイルブロードバンド利用者数は倍増するとEricssonはみている。
世界のモバイルブロードバンド加入者は、2011年末までに10億人に達する――。スウェーデンの通信機器メーカーEricssonは1月11日(現地時間)、このような予測を発表した。
同社によると、モバイルブロードバンド加入者は2010年に5億人を超えており、2011年には倍増するという。アジア太平洋地域で4億人、北米と西欧でそれぞれ2億人が同年中に新規加入するとみている。EricssonはHSPA、LTE、CDMA2000 EV-DO、モバイルWiMAX、TD-SCDMAをモバイルブロードバンドと定義している。
モバイルブロードバンド利用の拡大には、スマートフォン、ノートPC、タブレットの普及が貢献しており、今後スマートフォンの価格が下がるに従って新興市場などでも利用がさらに拡大するとEricssonはみている。また、LTEのような高速サービスが広まるにつれ、モバイルブロードバンドの利用形態は変化するという。2009年12月から商用LTEサービスを提供しているスウェーデンの通信キャリアTeliaSoneraによると、同社のLTEサービス利用者の約23%が以前よりオンラインテレビを視聴し、46%以上が以前より頻繁に外出先でWebを閲覧するようになったという。
Ericssonは2015年には加入者数が38億人になり、そのうち95%がHSPA、CDMA、LTEの利用者になると予測している。
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