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AWS、システムプロビジョニングツール「CloudFormation」を発表
Amazon Web Servicesが、クラウド上の複雑なシステム構築をテンプレートを用いて自動化する無料のプロビジョニングツール「AWS CloudFormation」を公開した。
米Amazon傘下のWebサービス企業Amazon Web Services(AWS)は2月25日(現地時間)、クラウド上に構築する複雑なシステム(AWSは「スタック」と呼ぶ)の設定を自動化する無料のシステムプロビジョニングツール「AWS CloudFormation」を発表した。
AWSではさまざまなリソースを組み合わせてスタックを構築できるが、こうしたスタックが複雑になると全体の設定の管理が困難になるため、自動化するツールが求められていたという。
AWS CloudFormationを利用すれば、ユーザーはスタック全体を1つの関数コールで呼び出せるようになる。スタックのアーキテクチャをテンプレート言語で記述すると、CloudFormationがテンプレート通りにAWSリソースを作成し、適切な順序で実行する。これらの作業は、AWS Management ConsoleによってWebブラウザ上で実施できる。
同等のツールとしては、オープンソースのPuppetやChefなどがある。CloudFormationは無料で、ユーザーが同ツールにサインアップすると、対応するAWSのすべてのサービスで利用できるようになる。
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