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米音楽市場、デジタル販売の成長で前年比プラスに――Nielsen調査
CDの売り上げは減っているものの、デジタル音楽の売り上げが12.4%増え、音楽売り上げ全体でも1.6%増となった。
米調査会社Nielsen Companyが5月12日(現地時間)に発表した米国の音楽市場に関する調査結果によると、音楽の売り上げは前年より復調しているようだ。
同社によると、2011年1月1日から5月8日までの米国における音楽売り上げは、前年の同期間より1.6%増加しているという。CDの売り上げは減少しているものの、デジタル音楽の成長が目覚しく、アルバムの売り上げは16.8%、楽曲単独の売り上げは9.6%増だった。デジタル音楽全体では前年比12.4%増となった。
デジタル音楽販売では、2010年10月に米AppleがiTunesでビートルズの楽曲販売をスタートした後、それまで新曲の販売が中心だったのが、既存の楽曲(リリースから18カ月以上たっている楽曲)の売り上げが急激に増えた。5月8日時点の既存のアルバム売り上げは、前年の同期間比で5.4%増加しているという。
米国ではiTuneやAmazon MP3のほか、一部のレーベルのオンラインショップでデジタル楽曲を購入できる。米GoogleもAndroid Marketでの楽曲販売を予告しているが、5月10日に同社が発表した音楽サービス「Music Beta by Google」にはスタート時点では楽曲購入の機能はない。
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