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Google、“100%海水冷却”のグリーンデータセンターを動画で紹介
Googleがフィンランドの製紙工場跡地に建設したデータセンターでは、バルチック海の海水を利用したグリーンで低コストの冷却システムを採用している。
米Googleは5月24日(現地時間)、フィンランドのハミナに開設したデータセンターの海水による冷却システムを紹介する動画を公式YouTubeサイト「Google green」で公開した。
このデータセンターは、1950年代に建てられた製紙工場の跡地にあり、地下には海への排水に使うトンネルが掘られていた。Googleはこのトンネルを利用してバルチック海の海水を取り込み、取り込んだ海水をデータセンターにはりめぐらせたパイプ内を循環させることでデータセンター全体を冷却するシステムを構築したと動画で説明する。
冷却に利用した海水は再び海に戻しており、このデータセンターではほかの冷却システムは利用していないという。
Googleはこれまで、自社のデータセンターについての情報をほとんど開示してこなかったが、その安全性や省エネルギーへの取り組みをアピールする目的で、公式サイトで紹介動画を公開するようになった。
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