京都中央信用金庫は、全128の店舗にNECの営業店システム「NAVUTE」および「業務ナビゲーションシステム」などを導入した。NECが9月13日に発表した。
NAVUTEは、勘定系や情報系の窓口業務を1台で処理する金融機関向けの営業店端末。京都中央信用金庫は同端末の導入に際し、営業店の窓口業務に必要な各種の業務システムを集約・連携させる統合アプリケーション基盤を整備。NAVUTEを「総合情報端末」として幅広い業務に利用することで、事務処理の効率化や顧客対応の迅速化などを実現したという。
さらに業務ナビゲーションシステムを導入した。これにより窓口担当者が66の業務フローについて、端末画面の指示に従いながら各種の手続き業務ができるようになり、事務手続きの高速化や厳格化を実現した。
そのほか「為替集中システム」をバージョンアップし、従来は営業店でも行っていた為替事務を事務センターに集約し、営業店における事務の負荷を軽減したという。
京都中央信用金庫は今後、一層の業務の効率化や、事務センター集中業務の拡大を通じて、顧客サービスのさらなる向上を目指す。
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