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「ビジネス向けモバイルノートパソコン」おすすめ5選 ワークスタイル変革を後押し【2019年最新版】

» 2019年12月10日 15時00分 公開
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 働き方改革が叫ばれる昨今、時間や場所に縛られない柔軟なワークスタイルに対応できる携帯性の高いノートパソコンが注目を集めています。今回はそんなビジネス向けモバイルノートパソコンの選び方と代表的なモデルを紹介します。

 なお、ここで取り上げるのはボディーが変形しない一般的な「クラムシェル型」と呼ばれるモバイルノートパソコンです。キーボード部を着脱したり、回転させたりすることでタブレットとしても利用できる2in1パソコンはこちらで紹介しています。

仕事で本格的に使うならビジネス向けのパソコンを

 主要なパソコンメーカーは、個人向けとビジネス向けのラインアップを別々に用意しています。ビジネス向けモデルは個人向けモデルに比べて割高ですが、そのぶん安定して長期間利用できるよう高信頼性に配慮した設計がなされている製品が多くなっています

 OS(基本ソフト)は企業向けの管理機能に対応したWindows 10 Proを採用し、付属ソフトは最小限で、スペックのバリエーションが多く、セキュリティ機能や購入後のサポートが充実しているのも個人向けモデルと違うところです。個人向けモデルでも大抵の仕事はできますが、高い生産性を求めるならビジネス向けモデルの方がいいでしょう。

ThinkPad X1 Carbon 同じパソコンでもビジネス向けモデルは、個人向けモデルにはない業務向けの特徴を備えています(写真はThinkPad X1 Carbon)

業務を円滑に進めるには相応のスペックが必要

 ビジネスと一口にいっても業種や職種はさまざまなので、必要なスペックもそれぞれ異なります。一般的な業務でOfficeアプリを快適に利用したい場合、パソコンの頭脳となるCPUはCore i5以上、メモリは8GB以上、ストレージは高速なSSDがおすすめです。特にWebブラウザやExcel、PowerPointなどを同時に立ち上げて作業していると、メモリが不足しがちなので、メモリは多めに搭載しておきたいところです。

 モバイルノートパソコンの持ち運びやすさと処理性能はある程度トレードオフの関係にあります。ディスプレイは標準的なサイズが13型前後なのでこれを基準に、より高い生産性を望むなら大型のモデルを、携帯性を望むなら小型のモデルをチェックしましょう。

VAIO 常に持ち歩いて使うなら、画面サイズが小さめのモデルに注目(写真はVAIO Pro PJ)

 携帯時に忘れてはならないバッテリー駆動時間は、メーカー公称値より実動時間がかなり短くなる傾向にあるので、バッテリーでの長時間利用を想定している場合は注意しましょう。製品によってバラツキはありますが、公称値の50〜60%程度に見積っておくのが無難です。

持ち運びやすさ以上にチェックすべきは堅牢性

 ビジネスシーンでは時間と場所を選ばずモバイルノートパソコンをハードに使い続けるようなことも少なくありません。そうなると、重要なのは持ち運びやすさ以上に堅牢性、つまり頑丈で長持ちすることです。

 ビジネス向けモバイルノートパソコンでは、机からの落下と衝撃を想定した落下試験など、厳しい耐久テストの結果を公開している製品が多く見られます。実際の製品で故障しないことが保証されるわけではないのですが、堅牢性の判断材料になるでしょう。また海外メーカーを中心にMIL規格(米国の軍用品調達規格)準拠をうたった製品もあり、これも高い堅牢性の目安になります。

VAIO 満員電車で揺られながら強く押されることを想定した「加圧振動試験」の様子(写真はVAIO)

ビジネス向けモバイルノートパソコンのおすすめはコレ!

日本の定番ビジネスモバイル 「Let's note SV8」

 日本のビジネス向けモバイルノートパソコンといえば、パナソニックの「Let's note」(レッツノート)を挙げる方も多いでしょう。価格は割高ですが、高いレベルで堅牢性と携帯性のバランスが取れた定番ブランドです。製品の世代が変わっても大きく外観や操作性を変えないポリシーを貫いていることも、長期間運用する仕事道具として安心感があります。

Let's note SV8 パナソニック「Let's note SV8」

 その中で「SV8」シリーズは少し小さめの12.1型ディスプレイを搭載し、公称約14時間のバッテリー駆動時間で重さ約999gにまとめ上げた製品です。大容量バッテリーを装着すると、重さが100g増える代わりに公称21時間まで駆動時間を延長できます。高いスペックと豊富な拡張端子に加えて、最近は省かれることが多い光学式ドライブを内蔵しているのも業務内容によっては見逃せません(内蔵しない構成も選べます)。


快適な操作性で作業効率アップ 「ThinkPad X1 Carbon」

 レノボ・ジャパン「ThinkPad」は、歴史あるビジネス向けノートパソコンの名門です。ミニマルなデザインの堅牢なボディー、打ちやすい上質なキーボード、そのキーボードに手を置いたまま最小限の指の動きで操作できる赤い「TrackPoint」(マウス代わりに使う)は、パソコンのヘビーユーザーからも厚く支持されています

ThinkPad X1 Carbon レノボ・ジャパン「ThinkPad X1 Carbon」

 そのフラッグシップモデルが「ThinkPad X1 Carbon」です。少し大きめの14.1型ディスプレイを搭載し、公称最大18.9時間のバッテリー駆動時間で重さは約1.09kg。高い性能と操作性、そしてサイズの割に十分な持ち運びやすさも備えています。画面の覗き見防止機能を備えるほか、外出先でのネット接続に重宝するLTEモデルもあります。


14型で1kg切りのスタイリッシュな1台 「VAIO Pro PK」

 他社に先駆けて薄型軽量のモバイルノートパソコンを多数世に送り出してきた「VAIO」。かつてのVAIOは個人向けパソコンのイメージが強かったものですが、ソニーから分社化した現在はビジネス向けにフォーカスした製品開発を行っています。

VAIO Pro PK VAIO「VAIO Pro PK」

 この「VAIO Pro PK」はビジネス向けの大画面モバイルノート。14型ディスプレイを搭載し、公称約11時間のバッテリー駆動時間で重さを約999gと、1kg以下に抑えているのがポイントです。厚さは15.0〜17.9mmのスリムボディー。高耐久性をうたいながらも、VAIOらしくスタイリッシュなデザインはビジネス向けでも健在です。

 なお、12.5型ディスプレイ搭載で重さ約897g以下のより小型軽量のモデル「VAIO Pro PJ」もあります。


独自のセキュリティ機能で高い信頼性「HP EliteBook 830 G6」

 世界で幅広いパソコンのラインアップを展開するHP。ビジネスノートパソコンの「EliteBook」シリーズは、独自のセキュリティ機能を充実させているのが大きな特徴です。AIを活用して悪意のあるソフトウェアを検知・ブロックする「HP Sure Sense」や、Windowsがウイルスに感染してもBIOSで自己修復できる「HP Sure Recover」、専用のセキュリティ監視用チップ、画面の覗き見防止機能など、高い安全性をうたっています。

HP EliteBook 830 G6 日本HP「HP EliteBook 830 G6」

 「HP EliteBook 830 G6」は、13.3型ディスプレイを搭載し、公称約19時間のバッテリー駆動時間で重さは約1.42kg。携帯性を重視する場合は重さが少々気になりますが、米軍調達基準(MIL-STD)をクリアする頑丈なアルミボディーに豊富なセキュリティ機能を備えた信頼性の高いビジネスマシンです。


Macならではの体験と高いセキュリティ 「13インチMacBook Pro」

 OSをWindowsに限定しない職場環境であれば、Appleの「MacBook Pro」も有力候補になります。昔からMacが強いクリエイティブ系やアプリ開発といった用途はもちろん、一般的なビジネスシーンでもMacを選ぶユーザーは少なくありません。いざとなったらWindowsをMacに入れて動かすこともできます。

13インチMacBook Pro Apple「13インチMacBook Pro」

 モバイル向けの「13インチMacBook Pro」は、13.3型ディスプレイを搭載し、公称約10時間のバッテリー駆動時間で重さは約1.37kg。スペック上の数字ではWindowsのノートパソコンが有利に見えますが、ハードウェアとソフトウェアを全て1社でまかなうAppleならではの快適な使い勝手は魅力です。独自のT2チップにより、セキュリティも高いレベルにあります。


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