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「液晶一体型デスクトップパソコン」おすすめ3選 大画面でも省スペース【2019年最新版】

» 2019年12月10日 15時00分 公開
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 「液晶一体型デスクトップパソコン」とはその名の通り、液晶ディスプレイ(画面)とパソコンが一体になった据え置きで使うパソコンのことで、「オールインワン」とも呼ばれています。通常のデスクトップパソコンは、パソコン本体とディスプレイをケーブルでつないで、それぞれに電源ケーブルもつなぐ必要がありますが、液晶一体型では電源ケーブルを1本つなぐだけで済むので、すっきり設置できるのが魅力です。

 ノートパソコンも同じように液晶ディスプレイとパソコンが一体になっていますが、液晶一体型デスクトップパソコンはバッテリーを内蔵しておらず、キーボードとマウスは別々につないで据え置きで使うことが前提です。そのぶん、ノートパソコンより大画面でゆったりと使えます。今回はそんな液晶一体型デスクトップパソコンの選び方と注目モデルを紹介します。

まずはディスプレイのサイズと解像度をチェック

 通常のデスクトップパソコンは、液晶ディスプレイだけを交換して使えますが、液晶一体型デスクトップパソコンではそうもいきません。そのため、液晶ディスプレイのサイズや解像度といったスペックは製品選びでとても重要です。

 ディスプレイのサイズは、21.5型、23.8型、27型あたりが主流です。画面が大きいほど写真や動画を大迫力で楽しめますが、そのぶん設置スペースも大きくなります。特に設置スペースが狭めの場合、実際に置くことができるのか横幅や奥行きのサイズを必ず確認しておきましょう。

AIO 左が21.5型、右が27型の「iMac」。ディスプレイが大きければ写真や動画の迫力が増しますが、設置スペースは大きくなります

 サイズの次は、画面表示の細かさを表す解像度です。解像度が高いほど、画面内に表示できるアイコンやテキストの量、データの情報量が増えるので、一覧性が高まって作業の効率がアップします。また、映像をきめ細やかに表示できるのもポイントです。液晶一体型ではフルHD(1980×1080)が標準的な解像度ですが、4K(3840×2160)やそれを超える高解像度の製品もあります。

快適に使いたいならCPUはCore iシリーズから

 液晶一体型デスクトップパソコンの頭脳となるCPUは、Intel(インテル)製が主流です。性能が高い順から、Intel Core(コア)シリーズ(i7、i5、i3)、Pentium(ペンティアム)、Celeron(セレロン)などの種類があります。

 Webの閲覧、メールやSNSのチェック程度ならCeleronでも十分ですが、Officeアプリなどを快適に使いたいならCore i3以上、画像の編集などもしたいならCore i5以上がおすすめです。

CPU パソコンに使われるIntelのCPUは性能によってシリーズが分かれています。操作の快適さを考えると、Core i3以上を狙いたいところです

メモリは4GBが標準、快適に使うなら8GB以上

 メモリ(主記憶装置)は、情報を一時的に記憶しておく場所のこと。メモリ容量は机の広さによく例えられます。机の上が広いと、教科書や辞書、参考書、ノートを同時に並べながら作業ができますが、机の上が狭いとそれらを同時に広げられないので作業効率は落ちます。

memory メモリは4GBが標準で、8GBあると余裕があります

 メモリ容量は4GBが標準ですが、複数のアプリを同時に立ち上げて切り替えながら使いたいなら8GBは欲しいところです。

高速なSSDか大容量のHDDか、SSHDという選択肢も

 ストレージ(補助記憶装置)とは、情報を長期保存しておく場所のこと。メモリが机の上の広さだとすると、ストレージは机の引き出しや棚の大きさ、使いやすさに例えられます。

 その種類は、とても高速だけど容量が小さめのSSD(ソリッドステートドライブ)と、低速だけど容量が大きなHDD(ハードディスクドライブ)が主流です。サクサク動くのはSSDですが、もともとOS(基本ソフト)やアプリなどのデータも入っているので、256GB程度だと意外に早く容量不足になってしまうことも。動画や音楽などのデータを数多く保存したいなら1TB以上のHDDが無難です。

 また、ごく小容量のSSDと組み合わせて通常のHDDより高速化したSSHDやFusion Driveを採用している場合もあります。こうした製品は、SSDほど高速ではありませんが、通常のHDDよりサクサク動くので、速度と容量を両立したいなら注目です。

storage ストレージは速度重視のSSD(左)、容量重視のHDD(右)に分かれます(写真は左がSamsung SSD 970 EVO Plus、右がSeagate Momentus XT ※Momentus XTはSSHDです)

通常のデスクトップパソコンとは違う注意点も

 通常のデスクトップパソコンは、自分でケースを開けて、中のメモリやストレージを交換したり増設したりできる機種も多いのですが、液晶一体型では交換や増設ができない場合も少なくありません。その場合、最初から用途に合わせて十分なスペックを選んでおく必要があります(いざとなれば、ストレージはUSB接続で外付けして増設できます)。

 また、タワー型のデスクトップパソコンは光学ドライブを内蔵している製品が多いのですが、液晶一体型デスクトップパソコンでは光学ドライブを省いている製品が増えつつあります。大画面でDVDやBlu-rayを楽しみたいならチェックしておきたいポイントです。ただ、後から必要になった場合はUSB接続の外付け光学ドライブを購入する手もあります。

AIO 液晶一体型デスクトップパソコンは光学ドライブを省いている製品もみられます(写真は光学ドライブ搭載のHP All-in-One 22

「液晶一体型デスクトップパソコン」のおすすめはコレ!

省スペースでスタイリッシュ、お手頃価格の21.5型モデル 「HP All-in-One 22」

 米HPといえば、世界有数のパソコンメーカーです。今回取り上げる「HP All-in-One 22(6DV86AA-AAAC)」は、21.5型フルHDディスプレイ搭載で7万円台から選べるコストパフォーマンスに優れたモデル。CPUは4コアの第9世代Core i3-9100T(3.1GHz)、メモリは8GB、ストレージは2TB HDDと、低価格帯ながら余裕のあるスペックが特徴です。側面にはDVDドライブも備えています。

HP All-in-One 22 日本HP「HP All-in-One 22」

 ディスプレイを囲む額縁部を細く仕上げ、金属加工の特徴的なスタンドをあしらったスタイリッシュなデザインもポイント。ボディーカラーは清潔感あるホワイトとミントグリーンから選べます。本体サイズは490(幅)×205(奥行き)×390(高さ)mmと省スペースです。


テレビやBlu-rayも楽しめる多機能な23.8型モデル 「FMV ESPRIMO FH(23.8型)」

 国内のパソコン市場を長年育ててきた富士通。この「FMV ESPRIMO FH(WF1/D3)」はテレビやBlu-rayを盛り込んだ多機能な23.8型フルHDディスプレイ搭載モデルです。地上・BS・110度CSデジタル放送のダブル録画機能やBDXL対応Blu-ray Discドライブを備えているので、1人暮らしや自分の部屋に置くテレビ兼パソコンとしても向いています。

FMV ESPRIMO FH 富士通クライアントコンピューティング「FMV ESPRIMO FH(23.8型)」

 基本スペックは、6コアの第9世代Core i7-9750H(2.6GHz)をはじめ、8GBメモリ、256GB SSD+1TB HDDのデュアルストレージと高性能。それでいて、パソコン本体部を背面に目立たないよう収め、画面周囲の額縁部を細く仕上げたデザインは、まるで単体の液晶ディスプレイのようなシンプルさです。本体サイズは558(幅)×167(奥行き)×370(高さ)mmと、画面サイズの割にコンパクト。ディスプレイ下のスペースには、キーボードやマウスを収納できます。


5Kディスプレイが圧巻の大画面Mac 「27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデル」

 Windows 10のパソコンに限定しなければ、「iMac」という手もあります。かつてのiMacといえば低価格のディスプレイ一体型パソコンを世界中に広めた画期的な製品でしたが、最近はハイスペック寄りに進化しています。特にこの「27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデル」はその名の通り、27型大画面の5K(5120×2880)が圧巻のハイスペックな1台です。

iMac Retina 5K Apple「27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデル」

 基本スペックは複数から選べますが、最小でも6コアCore i5(3.0GHz)、8GBメモリ、1TB Fusion Driveと高めです。光学ドライブは内蔵していませんが、グラフィックス処理用にGPUのRadeon Pro 570Xを備えているので、クリエイティブ用途にもかなり使えます。もちろん、Macらしくアルミ削り出しの洗練されたボディーは健在です。ただ大画面なので、本体サイズは650(幅)×203(奥行き)×516(高さ)mmと横幅を取る点は注意が必要になります。


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