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「スマートタグ」おすすめ3選 大切なものをなくさないために【2020年最新版】

» 2020年09月09日 21時26分 公開
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 財布や鍵などを、落としたり無くしたりすると大変です。スマートフォンやパソコンなら、今どこにあるのか追跡する機能やサービスがありますが、電波を発していないものではそうはいきません。

 それでも、どこで落としたか、どこにあるか探したい――それをかなえてくれるのがスマホと組み合わせて使う「スマートタグ」「忘れ物防止タグ」「スマートトラッカー」と呼ばれている製品です。

 その仕組や選ぶ上でのポイントやおすすめアイテムをまとめました。

スマートタグ選び:その仕組みは? どんなものに取り付けられる?

 スマートタグ(忘れ物防止タグ、スマートトラッカー)とは、BluetoothやGPS機能を使ってスマホと連携し、スマホから一定以上離れたら通知をしたり、離れた場所の位置情報を記録したりできる製品です。

シールタイプなら、ポケットやキーホール、ストラップホールがない小物にも取り付けられます シールタイプなら、ポケットやキーホール、ストラップホールがない小物にも取り付けられます

 置き忘れを防止し、もしそのまま移動してしまってもどこで無くしたのか、手がかりとして残すことができます。

 タグの形状は、プレート、キーホルダー、シールの3タイプがあります。プレートタイプは財布などポケットのあるものに便利ですし、キーホルダータイプはストラップをかけられるものへの取り付けに便利でしょう。シールタイプであれば、平らな面を持つあらゆるものと組み合わせられます。

スマートタグ選び:どれくらいの広さ・距離で探せる?

 スマートタグはスマホと連携して使いますが、スマホからある程度離れると接続が途切れて探せなくなってしまいます。

スマートタグのBluetooth有効範囲内にあれば、スマホアプリから音を鳴らして探せます スマートタグのBluetooth有効範囲内にあれば、スマホアプリから音を鳴らして探せます

 この有効範囲は、製品が採用しているBluetoothの仕様などによって開きがあります。例えば、有効範囲が10mと60mの製品があった場合、後者のほうが広い範囲を探せます。

 また有効範囲を超えて探せるサービスを提供している事業者もあります。これは、落とし物(スマートタグ)の近くを、同じサービスのアプリをインストールしたスマホが通りかかったら、その位置情報を持ち主に通知するという仕組みです。専用のBluetoothスポットを駅や街なか、タクシーに設置することで、より広い範囲を探せるようにもなっています。

スマートタグ選び:電池持ちは? 交換できる、できない?

 スマートタグは、スマホと連携(接続)するために電池を内蔵しています。その電池は交換できるタイプとそうではないものがあります。どちらも、電池の寿命は約1年。電池交換できないタイプでは、割引価格で新しいスマートタグを購入できるものもあります。

写真の「Tile Mate」は電池が約1年持ちます 写真の「Tile Mate」は電池が約1年持ちます

 月額利用料なしで、メーカーが探す仕組みを維持していることを考えると、買い支えしたいと思うものですが、できれば長く愛用したいという思いもあることでしょう。どちらが自分に合っているのか、どちらの思いがより強いかを考えて選びたいところですね。

おすすめのスマートタグはこれ!

提携スポットで見つかる確率をアップ「MAMORIO FUDA」

 “なくすをなくす”というスローガンで開発されたスマートタグが「MAMORIO FUDA」(マモリオ フューダ)です。

「MAMORIO FUDA」 「MAMORIO FUDA」

 ほとんどのスマートタグがキーホルダータイプやプレートタイプなのに対し、こちらはシールタイプ。ノートパソコンや携帯ゲーム機、パスケースや社員証ホルダーなどにも取り付けられます

 有効範囲は約60m。手元から離れたときにスマホアプリに通知されますし、それに後で気づいても、どこで手元から離れたかを確認できます。

 「みんなでさがす」機能をオンにすれば、紛失したMAMORIO FUDAと別のMAMORIOユーザーのすれ違い時の交信によって、紛失場所を特定できます。また700以上の鉄道路線や商業施設などにMAMORIOを検知する「MAMORIO Spot」を設置し、駅などの忘れ物センターに届けられれば、自動で持ち主に通知するサービスも提供しています。

 価格は3278円(税込、以下同)で電池交換不可。登録後半年で新品との有償交換に対応しています。また、紛失や盗難により見つからなかったときのための保険も1デバイスにつき年額1000円で提供。2万円から3万円の補償を受けられます。

世界中にあるユーザーコミュニティが魅力の「Tile Mate」

 世界230の国や地域にユーザーがおり、紛失物をさがすコミュニティーを持っているという強みがあるのが「Tile(タイル)」シリーズ。「Tile Mate(タイル メイト)」は、それまで電池交換のできなかったスマートタグでできるようにした製品です。

「Tile Mate」 「Tile Mate」

 形状はキーホルダータイプ。有効範囲は約45mですが、ユーザーが多い分、落としてしまったTileとすれ違う確率が高く、見つかる可能性も高そうです。また、日本では台数の多いJapanTaxiとも連携。タクシーの後部座席にあるJapanTaxiタブレットが「動くTileアクセスポイント」となって、落とし物となってしまったTileを探しています。また、部屋の中でなくしてしまった場合は、アプリからTileの音を鳴らせるのも便利。お出かけ前の忙しいときに「あれがない」「これがない」を防いでくれるでしょう。

 最近では、コンビニエンスストアでもブックレットの付録として販売されていますが、Amazon.co.jpでの通常価格は2168円。月額360円で、最長30日間のロケーション履歴の追跡などができる「Tile Premium」もあり、より安心して使えそうです。

アクセサリー感覚で取り付けられる「Qrio Smart Tag」

 「Qrio Smart Tag」(キュリオスマートタグ)は、幅広ストラップのついたキーホルダータイプのスマートタグです。5つのカラバリと、本体カラーに合わせたストラップのカラーリングがおしゃれなため、アクセサリー感覚で大切なものに取り付けることができます。

「Qrio Smart Tag」 「Qrio Smart Tag」

 他メーカーのスマートタグでは「モノ」に付けるイメージが強くなってしまいますが、こちらは自然なスタイルで子共に持たせられるデザイン。同社のスマートロック「Qrio Lock」と組み合わせれば、いつ子供が帰宅したかも確認できます。

 電源のボタン電池は交換式。そのため長く使い続けられますし、ストラップを交換してカスタマイズもできるので、さらに愛着が湧くことでしょう。

 有効範囲は10〜20mで、スマホアプリから音を鳴らして探すことができます。それ以上離れた場合は、ほかのQrio Smart Tagアプリユーザーがすれちがった場所を通知することで探すことも。また、紛失したQrio Smart Tagの情報を家族や友だちと共有してクローズドなメンバーで探してもらうことも可能です。

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