机の下から足を暖めてくれる暖房器具が「デスクヒーター」。机の下などに設置しやすい形状になっており、冷え込みやすい足を効率的に暖めることができます。価格も手ごろで、電気代もリーズナブル。オフィスや在宅で働く人、受験生など、寒い季節に机に向かう人たちの味方になってくれます。
ここでは、デスクヒーターのチェックポイントやおすすめモデルを紹介していきます。商品選びの参考にしてください。
デスクヒーターは、オフィスや家庭の机・テーブルで使うことを想定した暖房器具です。机の下のスペースや、天板に取り付けることで、こたつと同じように足を暖めてくれます。
部屋全体の暖房はできないので、上半身の防寒は別途考える必要がありますが、足が暖まれば寒さの厳しさはやわらぐもの。暖房による空気の乾燥が気になる人にとってもメリットがあります。
デスクヒーター本体は1万円以下のものがほとんど。消費電力は90W〜160W程度と、セラミックファンヒーターや電気ストーブなどと比べ低く、1時間当たりの電気代は数円程度(90Wなら約2.4円。新電力料金目安単価27円/kWhで計算)で済みます。在宅ワークで電気代が気になる人も安心です。
デスクヒーターには、(1)机の下に置くパネル型で、ひざ下を暖めるタイプ、(2)机の天板などに取り付け、足のももから下を暖めるタイプ──の2種類があり、必要や好みに応じて選びましょう。
机の下に置くパネル型は、屏風のような形で自立し、ひざ下を囲むように暖めてくれます。天板に取り付けるタイプと比べ、消費電力は高い傾向にあります。
天板に取り付けるデスクヒーターは厚さ数cmの薄型。マグネットや粘着テープ付きの金具で天板に貼りつける形で設置します。フリースなどでできた専用のカバーが付属する商品もあり、こたつのように暖房効果を高めてくれます。
それぞれ、使いたい机にサイズが合うかどうかを十分にチェックしましょう。天板に取り付けるタイプの場合、スチール製ならマグネットで簡単に取り付けられますが、木製などの机には粘着テープや木ねじを使うことになるので、可能かどうか確認しましょう。
パナソニックのパネルタイプのデスクヒーターです。本体サイズは48(高さ)×45(幅)×30(奥行き)cm。机の下に置くことでひざ下を暖めてくれます。消費電力は165Wで、「強」の場合で表面温度は55度、「弱」で37度になります。1時間当たりの電気代は約4.5円です。
机の下に置くパネルタイプのデスクヒーター。本体サイズは約48(高さ)×45(幅)×30(奥行き)cmとなっています。「強」から「弱」まで無段階で温度調節ができ、表面温度は「強」で55度、弱で40度。消費電力は160Wで、1時間当たりの電気代は約4.3円となっています。
机の天板に取り付けるタイプのデスクヒーター(消費電力90W)。フリースの専用カバーが付属しており、こたつのように暖めてくれます。スチール製の机には4箇所のマグネットで、木製などの机には両面テープ付きの金具などで固定する仕組みです。サイズは約46(幅)×35(奥行き)×3(高さ)cm。
クレオ工業(静岡県清水町)のテーブルヒーター(消費電力90W)。36(幅)×46(奥行き)×3(高さ)cmと薄型で、本体裏面のマグネットでスチール製の机に設置でき、木製のテーブルなどには付属の固定金具で対応できます。比較的安価で購入しやすい商品です。
千住(東京都千代田区)の家電ブランド「テクノス」(TEKNOS)のテーブルヒーター(消費電力130W)。マグネットか付属金具で机やテーブルに設置でき、付属のフリースカバーで暖め効果を高めます。人を検知してオン/オフしてくれる人感センサーの搭載で電気代を節約。付属のスタンドを使えば床などに置くパネルヒーターとして利用できるのもポイントです。
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