最新の「5G」サービスを利用するためには、5G対応のスマートフォンが必要です。5G対応を果たした「iPhone 12」シリーズ以外にも、その選択肢は豊富です。
NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルで取り扱われている注目モデルから、5G対応のAndroidスマホをピックアップして紹介します。
「Galaxy Note20 Ultra 5G」は、NTTドコモとauが取り扱う5G対応のスマホです。5Gサービスについては、高速なミリ波帯、エリアの広いサブ6帯の両方をサポートしています。
6.9型の大画面を備え、スマホ本体にスタイラスペンを内蔵できるなど、「Galaxy Note」シリーズの特徴を踏襲。ペン機能については、人気のイラスト・マンガ・アニメ制作ツール「CLIP STUDIO PAINT」のAndroid版に対応しているのもトピックです。またドコモ版には、スタイラスペンを生かした「てがき手帳」アプリを独自に提供しています。
さらに、スマホ画面をディスプレイに投影できる「DeX」機能にも対応しました。利用方法によっては、ノートパソコンのサブマシンとしての運用も可能です。
カメラは超高解像度の約1億画素での撮影に対応し、50倍ズーム機能も利用できます。ビデオは8K動画の撮影ができるなど、さまざまな用途でパワフルに運用できるフラグシップスマホです。
価格は支払い総額が14万半ばから15万後半。購入プログラム(分割払いと約2年後の端末返却などが条件)を適用すると、負担額は9万台半ばから後半になります。
ソニーの人気スマホ「Xperia」シリーズのナンバリングは、小さいほど上位モデルであることを示していますが、「Xperia 5 II」も「Xperia 1 II」と同じくフラグシップラインに位置する端末。NTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアで共通して取り扱われる注目の1台です。
本体幅は、Xperia 1 IIよりも4mmほどスリムな約68mmで、手になじみやすいデザイン。5Gサービスはサブ6帯もサポートしています。
カメラは人や動物の瞳に即時に焦点を合わせる「リアルタイム瞳AF」や、AF/AE追従最高20コマ/秒の高速連写など、Xperia 1 IIと同様の機能を多くサポートするほか、4K HDR/120fpsのスローモーション撮影も可能です。
約6.1型のディスプレイは、縦横比21:9の縦長で、映画鑑賞やマルチタスクに最適。また、タッチパネルの反応速度が高く設定されるなど、ゲーミング用途も意識したスマホです。支払い総額は9万円台後半から11万台半ば。購入プログラム適用で5万円台後半から6万円台半ばになります。
auは2020年秋冬モデルとしてフォルダブル(折りたたみ)スマホを2種類発表しました。中でも注目したいのは、開くと大画面になる上位モデル「Galaxy Z Fold2 5G」です。
従来モデルの「Galaxy Fold」からの進化点として、折りたたんだ際に使えるディスプレイが4.6型から6.2型へ拡大。また、開いた際の画面も、ノッチ(切り抜き)がなくなり、パンチホール型のインカメラが採用されたことで、画面サイズが7.3型から7.6型に拡大しています。
背面カメラは、広角、超広角、望遠を備えたトリプル構成。解像度はどれも1220万画素です。注意点として、防水やFeliCaには対応していません。また5Gサービスは、サブ6帯のみの通信に対応します。
端末価格はフラグシップモデルらしく総額で25万円台後半、購入プログラム適用時でも15万円をオーバーします。他にはない超個性派&高機能モデルが欲しいならいかがでしょう。
auとソフトバンクが取り扱う「Pixel 5」も注目の5G対応スマホです。6型のフルHD+ディスプレイを備え、容量4080mAhのバッテリーを搭載。従来のPixelシリーズで弱点とされたバッテリー持ちに改善が図られました。5G通信はサブ6帯のみをサポートします。
背面には、1600万画素で画角107度の超広角カメラと、1220万画素の広角カメラのデュアルカメラを搭載。プロセッサはミッドレンジ向けのSnapdragon 765Gで、性能面はほかメーカーのフラグシップと比べればやや抑えめです。
スペック的にはハイエンドモデルとは言えませんが、Google製の5G対応スマホとしてはもっとも性能が高く、今後のOSアップデートをいち早く試してみたいならマストな1台でしょう。またGoogleのオンラインストアからSIMロックフリー版を購入できます。
第4のキャリアである楽天モバイルは、自社ブランド製品の5Gスマホとして「Rakuten BIG(楽天ビッグ)」を発売しました。
ディスプレイは、6.9型のフルHD+。5Gはミリ波帯およびサブ6帯に両対応します。「eSIM」という内蔵式SIMのみに対応し、物理SIMカードを使えないことも同機の特徴です。
背面にはクアッドカメラを搭載。約6400万画素の広角カメラ、約800万画素の超広角、約200万画素の深度測位カメラ、そして約200万画素のマクロカメラで構成されます。また、フロントカメラはディスプレイ内蔵式で、3200万画素です。
プロセッサには、Snapdragon 765Gを搭載。価格も総額6万円台後半と5G対応機種としては、比較的手頃な部類に属します。
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