テレビ番組を録画するには、テレビに録画用の外付けハードディスクドライブ(HDD)を接続したり、レコーダーが必要になります。その点、HDDを内蔵しているテレビなら、外付けHDDやレコーダーなしで番組を録画できます。
テレビ本体だけで利用できるので、レコーダーなどとの面倒な配線は必要ありません。テレビ周辺をスッキリさせたい、テレビとレコーダーをそれぞれ操作するのが面倒という人にピッタリ。一人暮らしや寝室用のお手軽テレビとしてもおすすめです。
どれくらい番組を録画するかにもよりますが、内蔵HDDの容量は1TB以上を選んでおくと安心です。
HDDに番組録画できる時間の目安は、地デジの場合で500GBなら約63時間、1TBで約125時間、4Kでは1TBで約64時間、2TBで約130時間といわれています。
録画したものをすぐに見て消す使い方なら500GBで十分ですが、連休中にまとめて見たいなどの場合はできるだけ高容量の製品を選ぶか、外付けHDDに対応した製品を選びましょう。
録画した連ドラや映画をほかのテレビやプレーヤーで見たい、将来的なテレビの買い替えに備えて内蔵HDDとは別にコレクションしておきたい、というならBlu-rayレコーダー内蔵モデルがおすすめです。
もちろんディスクの再生もできますから、以前に録画したBlu-ray DiscやDVD、パッケージやレンタルの映像ソフトも視聴できます。
逆に1度見たらそれで満足という人は、Blu-rayレコーダー非搭載の製品を選んでコストを抑えるという選び方もできます。
HDD内蔵テレビではテレビ本体で録画するため、シングルチューナーの場合は録画中に裏番組を視聴することができません。
ダブルチューナー以上の製品なら、裏番組の視聴や2番組同時録画も可能になってきますので、断然おすすめです。
とはいえ、ほとんどの製品がダブルチューナー以上のモデルなので、シングルチューナーモデルを選ばないように注意していれば大丈夫です。
FUNAI(フナイ)の「FL-32H2010」は、500GBのHDDを搭載した録画対応テレビ。 外付けHDDが利用でき、内蔵HDDの容量がいっぱいになっても追加の録画容量を確保できます。ダブルチューナーモデルなので裏番組の視聴も可能です。
画面サイズは32V型。映像のきめ細かさを示す解像度は1366x768ピクセルと低めですが、売価格で4万3780円(税込、以下同)とお手頃な価格で入手できます。
三菱電機のREAL「LCD-A40BHR11」は、1TBのHDDとBlu-rayレコーダーを内蔵した40V型テレビです。
3チューナー搭載で、録画中の裏番組視聴に加え2番組同時録画にも対応しています。Blu-rayレコーダーで内蔵HDDから録画番組のコピーをできるほか、番組の直接録画も可能です。
ディスプレイの解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)、外付けHDDにも対応しています。実売価格は13万円前後。32V型モデルもあります
三菱電機ではこのほか、4K放送とHDD/Blu-rayレコーダー搭載の「RA2000」シリーズも販売しています。
パナソニックのVIERA「TH-49GR770」は、2TBのHDDに加えBlu-rayレコーダーを内蔵した49V型テレビです。
大画面4K(3840×2160ピクセル)表示に対応し、チューナーは地デジ・BSデジタルのトリプルチューナーと、4K衛星放送のチューナーを2つ搭載。裏番組視聴はもちろん2番組同時録画も可能です。
Blu-rayレコーダーは「Ultra HD Blu-ray」に対応しているので、4K放送の番組をそのままコピーして保存できます。実売価格は18万円から27万円。ひと回り小さい43V型もあります。
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