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» 2021年02月20日 15時30分 公開

「トイレ用洗剤」おすすめ3選 使い方に合わせてしっかり選ぼう【2021年最新版】

トイレ掃除に使う「トイレ用洗剤」は意外と選択肢が豊富です。購入時にチェックすべきポイントと、おすすめ商品を紹介します。

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 トイレ(主に便器)を洗浄する上で「トイレ用洗剤」は欠かせません。しかし、その種類は非常に多く、どれを選べばいいのか迷うことも少なくないでしょう。

 この記事では、トイレ用洗剤を選ぶ上でチェックしたいポイントと、それを踏まえたおすすめ商品を紹介します。

どうえらぶ? トイレ用洗剤にはいろいろあります

まずチェックすべきは「液性」

 他の洗剤類と同様に、トイレ用洗剤にも「酸性」「中性」「アルカリ性」といった液性があります。液性は「落としやすい汚れ」を定義する上で重要な意味を持ちます。つまり汚れの種類によって使い分けると効果的です。

 家庭用の洗剤の液性は、「家庭用品品質表示法」に基づいて以下のように区分されています。

  • 酸性:pH0〜3
  • 弱酸性:pH3〜6
  • 中性:pH7〜8
  • 弱アルカリ性:pH8〜11
  • アルカリ性:pH11〜14

 洗剤がどのような液性を持っているかは、洗剤のパッケージに書かれているので必ずチェックするようにしましょう。汚れごとに適する液性については、この後で説明します。

液性確認 トイレ用洗剤には必ず液性の表示があります。どのように洗剤を使うのかによって使い分けましょう

オールラウンドなら「中性」

トイレ用洗剤の主流は「中性」 どこでも掃除しやすい

 現在のトイレ用洗剤の主流は、中性(pH7〜8)の液性を持つものです。何よりのメリットは、洗う対象物の変性(性質の変化)を最小限に抑えられること、言い換えればトイレ内のいろいろなものを洗うのに使いやすいということです。

 便器というと「陶器」が多いように思われますが、家庭用なら最近は「有機ガラス」を用いるものもあります。陶器製でも表面をガラスやジルコンで覆っているものも存在します。業務用まで範囲を広げると、プラスチックや金属でできた便器もあります。中性洗剤なら、便器の素材や加工を問わずに洗えます。

 さらに、ぞうきんやトイレットペーパーを使えば、便座やトイレの床の掃除にも使えます(液の特性によっては不適な場合もあります)。普段のトイレ掃除に最適な液性です。

便器以外を掃除する機会が多いなら「スプレータイプ」がおすすめ

 液の特性にもよりますが、中性のトイレ用洗剤はトイレの中のあらゆるものの掃除に使えます。

 便器以外の掃除に用いることを想定してか、最近は中性トイレ洗剤ではスプレータイプの製品が増えています。その多くには「詰め替え用」も用意されています。

スプレー式 中性のトイレ用洗剤ではスプレータイプも増えつつあります。便器以外のものを拭く際にも使いやすいことがメリットです(画像は花王「トイレマジックリン 消臭・洗浄スプレー」、出典:Amazon)

尿石落としを重視するなら「酸性」「弱酸性」(注意点あり)

 以前のトイレ用洗剤は「酸性」「弱酸性」(pH0〜6)のものが主流でした。(弱)酸性の液性は、アルカリ性の汚れの1つである「尿石」や「黄ばみ」を落とすのに効果を発揮します

 尿にはカルシウムイオンが含まれています。それがさまざまな要因で便器などに沈着すると尿石や黄ばみになります。尿石や黄ばみが目立ってきたら、(弱)酸性のトイレ用洗剤を使って掃除をすれば除去できます。液剤を水で薄めれば、タイルに散った尿の拭き取りにも使えます。

 (弱)酸性のトイレ用洗剤の多くは「塩酸」か「クエン酸」を主成分としています。濃度にもよりますが、塩素を主成分とするものの方が尿石や黄ばみの除去力が強めです。一方で、クエン酸を主成分とするものは肌への刺激が弱めで環境への負荷が少なめです。

 (弱)酸性のトイレ用洗剤を使う場合は、以下の点に留意する必要があります。

  • 金属製の便器や床などには使えません(素材を溶かす恐れがあります)
  • 大理石には使えません(同上)
  • 塩素系の成分と混ざると有毒ガスが発生します
  • 浄化槽を備えるトイレでは用量に注意する(微生物に影響を及ぼす恐れがある)
大理石 液性の都合から、酸性のトイレ用洗剤は金属製品や大理石には使えません

強固な尿石、便器奥の尿石は「尿石除去剤」もおすすめ

 一般的なトイレ用洗剤では落とせない尿石や黄ばみ、便器の奥(排水口付近)の尿石を取り除きたい場合は「尿石除去剤」を使うのも手です。

 便器の縁や流水口付近に付いた尿石や黄ばみはジェルタイプのもの、便器奥の尿石は液体タイプの除去剤がおすすめです。注意点は酸性のトイレ用洗剤と同様ですが、尿石/黄ばみの除去力が高い故、通常の洗剤以上に気を付けて扱うようにしましょう。

茂木和哉 トイレ 尿石落とし ジェル 便器の縁や流水口付近に付いた尿石や黄ばみの除去にはジェルタイプの尿石除去剤がおすすめです(写真はレック「茂木和哉 トイレ 尿石落とし ジェル」、出典:Amazon)

黒ずみを取りたい場合は「アルカリ性」洗剤もアリ

 水洗トイレの場合、便器に「カビ」や「黒ずみ」が発生することもあります。これらの汚れは酸性なので、「弱アルカリ性」「アルカリ性」(pH8〜14)のトイレ用洗剤を使うと効果的に落とせます。カビや黒ずみを落とすことを重視する場合におすすめです。

 ただし、(弱)酸性の洗剤と同様に浄化槽を備えるトイレでは用量に注意する必要があります(微生物に影響を及ぼす恐れがある)。また、除菌や漂白のために塩素を含む製品では、酸性の液体(洗剤を含む)と混ざり合わないように気を付けてください(有毒ガスが発生します)。

 ちなみに、(弱)アルカリ性のトイレ用洗剤は、中性や酸性のものと比べると選択肢は少なめです。

トイレハイター 花王の「トイレハイター」は、トイレ用洗剤では貴重なアルカリ性です(出典:Amazon)

おすすめのトイレ用洗剤はこれ!

 上記を踏まえて、特におすすめするトイレ用洗剤は以下の通りです。

トイレマジックリン 消臭・洗浄スプレー(花王)

 花王のトイレ用洗剤「トイレマジックリン」シリーズのスプレータイプの商品の1つです。その名の通り、消臭成分が配合されているので、トイレ掃除のついでに消臭もできます。液性は「中性」です。

 便器の見えにくい所に液体を噴霧できるように、スプレーは逆さでも使えるようになっています。便座や床など、トイレのあらゆる部位の掃除に使えることも魅力です。

トイレマジックリン (出典:Amazon)

サンポール(大日本除虫菊)

 大日本除虫菊(キンチョー)のトイレ用洗剤です。その名の通り「サン」(塩酸)を主成分としており、黄ばみや尿石を効率良く分解してくれます。現行製品はマイナスイオンも配合しており、他の汚れの洗浄効率が向上しています。薄めればタイルの拭き掃除にも使えます(大理石には使えません)。

 容量は500ml、800m、1L、3L、5Lの5種類が用意されており、500ml〜1Lの製品は便器の縁に液を届けやすい「スミズミノズル」を採用しています。3Lと5Lの製品は、1Lまでの製品の詰め替え用としても利用できます。

500ml×2 500mlの2本セット(出典:Amazon)

トイレのルック 除菌消臭EX

 ライオンの「ルック」シリーズのトイレ用洗剤の1つです。液の粘性を高めることで黄ばみや尿石汚れに対する洗浄力を高めていることが特徴です。ボトルも縁に液を届けやすい形状となっています。その名の通り除菌成分や消臭成分も配合しています。ボトルタイプのトイレ用洗剤では珍しく、詰め替え用も用意しています。

 液性は酸性ですが、成分に工夫を加えることで塩素系の成分と混じっても有毒ガスが発生しないようになっています。安心して使えます。

ボトル (出典:Amazon)

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