スマートフォンの中でも、Androidスマホはリーズナブルな価格帯のモデルが多数販売されています。
今回は、キャリア(携帯電話会社)を問わず利用できるSIMロックフリーのAndroidスマホから、予算2万円台後半〜3万円台後半で購入できるモデルに注目しました。
日本では2020年3月にスタートした新世代の通信規格「5G」。エリア展開が進むに連れ、大手各社が販売するキャリア向けモデルだけでなく、SIMフリースマホでも5G対応機種が増えています。
Androidスマホでは3万円台後半で買える機種でも5G対応モデルが登場。格安SIM(MVNO)による5Gサービスはまだ本格化していませんが、大手キャリアやサブブランドの5G対応SIMを差し替えて使う場合には、低コストで使える選択肢になります。
3万円台のミドルクラスになると、背面に複数のカメラを搭載したモデルはもちろん、6400万画素や1億800万画素といった高画素センサーを採用したモデルも選べます。
カメラの数や解像度の高さだけで画質が決まるわけではありませんが、より低価格な2万円台のスマホと比べると、ひとクラス上のカメラ体験が楽しめると言えるでしょう。
スマホの価格帯によって、基本スペックにも差がでてきます。3万円台のミドルクラスになると、ストレージ容量が128GBのモデルも多くなり、さまざまなアプリをインストールしたり、画像や音楽、動画を保存したりする場合に余裕がでてきます。
プロセッサーもエントリーモデルより処理能力がアップしたものを採用。メモリが6GBの製品では、よりサクサクと動作するようになります。
モトローラ「moto g PRO」は、本体にスタイラスペンを収納できる4Gスマホ。手書きのメモやイラストなどを指でタッチするより繊細な操作ができます。ディスプレイは6.4型フルHD+(2300×1080ピクセル)液晶です。
カメラは4800万画素のメインカメラ、200万画素のマクロカメラ、1600万画素の超広角アクションカメラを搭載したトリプル構成。バッテリー容量は4000mAhで、1回の充電で約2日間駆動できるとしています。
直販価格は3万5800円(税込、以下同)。カラーはミスティックインディゴのみの1色展開です。
モトローラの「moto g30」は、6.5型HD+(1600×720ピクセル)液晶ディスプレイを搭載した4Gモデルです。
6400万画素のメインカメラを中心としたクアッドカメラシステムを採用。128GBのストレージも特徴です。5000mAhの大容量バッテリーは約2日間の駆動を実現しました。付属の急速充電器を使うと、約20分で最大約12時間分の急速充電が可能です。
カラーはダークパールとパステルスカイの2色。直販価格は2万7800円です。
Xiaomi(シャオミ)「Redmi Note 10 Pro」はリーズナブルなSIMフリー端末ながら、1億800万画素のハイスペックなカメラを搭載した4Gモデルです。
ディスプレイは6.67型フルHD+(1080×2400ピクセル)の有機EL。カメラは1億800万画素のメインカメラに加え、800万画素の超広角カメラ、500万画素 の望遠接写カメラ、200万画素の深度センサーを加えたクアッド構成です。
5020mAhのバッテリーを搭載し、通常使用で最大2日間の駆動が可能としています。急速充電器も付属します。メモリが6GB、ストレージ容量が128GBという点も見逃せません。
実売価格は3万4800円。カラーはグレイシャーブルー、グラディエントブロンズ、オニキスグレーの3色となっています。
「TCL 10 5G」はその名の通り5G通信に対応したモデルです。AndroidのSIMフリーモデルのとしては、最もリーズナブルな価格帯で入手できるのがうれしいポイントです。
ディスプレイは6.53型フルHD+(1080×2340ピクセル)液晶。6400万画素のメインカメラ、200万画素の深度センサー、500万画素マクロカメラ、800万画素の118度超広角カメラの、AIクアッドカメラを搭載し、インカメラは1600万画素です。
ストレージ容量128GB、メモリ6GBと基本スペックも充実しています。直販価格は3万9800円。カラーはマーキュリーグレーとクロームブルーの2色です。
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