暑さが厳しくなる夏場は、氷をたくさん使うので、冷蔵庫の氷だけでは足りなくなることもあると思います。そんなときに便利なのが、家庭用の「製氷機」です。
製氷機なら、簡単操作で比較的短時間のうちに氷を作ることができます。かき氷を作るとき、来客があったときなど、氷がたくさん必要になる場面でとても役立つでしょう。夏場に、冷たいジュースやお酒を楽しむためにも、使いやすいモデルを探してみましょう。
親戚が家に来るなど、いつもより氷の消費が激しいとき、すぐに氷が作れると助かりますよね。こうした場面に備えて、製氷にかかる時間を確認しておきましょう。
家庭用の製氷機は、短時間で作れることを売りにしている製品が多く、短いものだと10分以内で製氷が完了します。
短時間で製氷できるモデルでは、多くの場合、キャップ型の丸い形をした氷が作られ、少し白っぽい色をしているという特徴があります。また、短時間であるがゆえに、氷のサイズが小さめで、溶けやすいという点には注意が必要です。
もし、溶けにくい氷を作りたいなら、多少時間はかかりますが、20分以上かけて製氷するモデルがおすすめ。このタイプだと、四角い形をした透明で硬い氷が完成します。スピードを重視するのか、氷の質を重視するのか、考えながら選んでみましょう。
製氷時間とあわせて確認したいのが、製氷個数。製氷時間10分のモデルなら、その10分で何個の氷を作れるのか確認しておきましょう。少ない個数を短時間で作るモデルか、多くの個数を長時間かけて作るモデルか、利用用途に合うものを選んでみてください。
少ないものだと一度に9個ほど、多いものなら一度に24個ほど氷を作ることができます。また、製品によっては、SサイズやLサイズ、厚めや薄めのような形で、氷のサイズを設定できる場合もあります。
基本的には、氷のサイズが大きいと製氷に時間がかかり、小さいと短時間で製氷できるようになっています。氷のサイズ選択ができると、状況に合わせて使い分けができるので便利ですよ。中には、13段階の細かな製氷モードを搭載したモデルもあります。
製氷機はそれなりに場所を取るものなので、事前に置くスペースに余裕があるか確認しておきましょう。また、製氷機のデザインが部屋の雰囲気に合うか、その点も考慮して選んでみてください。白や銀以外にも、赤や黒など、さまざまなカラーがあります。
製氷機の機能性にも注目しましょう。特に、氷のサイズ選択機能や、氷が満タン、あるいは無くなるとブザー音で知らせてくれる機能、底面から排水できる機能などは非常に便利なので、チェックしてみてくださいね。
あわせて、使用時の音が気になるという人は、騒音値「dB」の数値を確認しましょう。なるべく数値が小さく、静音性に配慮しているモデルを探してみてください。
ベルソスの「高速製氷機 VS-ICE05」は、短時間で製氷できるモデルです。サイズは約23(幅)×約32.5(高さ)×約31(奥行き)センチで、重量は約7.6キロ。水を投入し、ボタンを押すだけのシンプル操作で氷が作れます。
約9〜10分で、9個の氷を作ることができます。氷のサイズは、約25(幅)×約30(高さ)ミリで、穴あきキャップ型の氷が製氷されます。製氷後の氷でケースが満タンになると、自動停止する機能を搭載しています。販売価格は1万3000円前後です。
サンコーの「卓上小型製氷機 IceGolon」は、比較的小さなサイズの製氷機です。24(幅)×29(高さ)×26(奥行き)センチなので、あまり場所を取られません。氷のサイズを、SサイズとLサイズの2種類から選択可能です。
小さなSサイズなら、最速6分で7個の氷を作ることができます。製氷後の氷は、製氷皿に移され、次の製氷が開始されます。製氷皿に氷が約35個までたまった段階で、製氷が自動停止し、「氷満タンランプ」が点灯します。
底面の排水キャップを外すことで、たまった水を簡単に外に出すことができます。販売価格は2万800円(税込、以下同)です。
Shop405の「新型高速自動製氷機 405-imcn01」は、最短6分の高速製氷を実現したモデル。本体サイズは、24.2(幅)×32.8(高さ)×35.8(奥行き)センチで、一日の製氷能力は約12キロです。一度に9個の氷を製氷できます。
製氷する氷のサイズを、SサイズとLサイズの2つから選べます。製氷後、タンク内が満タンになった場合や水が無くなった場合は、製氷を自動停止し、お知らせのランプが点灯する仕様です。
アイスバスケットは取り外して洗うことが可能なので、衛生的に使用できます。メーカー希望小売価格は2万4800円です。
ROOMMATEの「自家製クリスタルアイスメーカー」は、質の高い氷が作れる製氷機です。約25分かけて、24個の透明で硬い氷を作ることができます。本体サイズは、30.5(幅)×36(高さ)×36(奥行き)センチで、比較的大きめのモデルになります。
氷の貯蔵量は1キロ、水タンクは1.5リットルと大容量なので、たくさんの氷を作りたいという場合に適しています。氷の厚さを、薄/厚の2つから選択可能です。氷の満タンと水の不足は、ブザー音で知らせてくれます。販売価格は2万5000円前後です。
ROOMMATEの「高速アイスメーカー クリアロック」は、2.2リットルの水タンク、約1キロの氷バスケットを内蔵した大容量モデル。
13段階の細かな製氷モードを搭載しており、最短約14分で透明で硬いロック氷を作ることができます。本体サイズは、28.7(幅)×35.7(高さ)×37.5(奥行き)センチの大きめの製品です。販売価格は3万2000円前後です。
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