健康志向の高まりを受けて、日本でも植物性ミルクの人気が急上昇しています。
植物性ミルクの代表格は豆乳ですが、さらにメーカー各社がこぞって商品を投入しているのが「アーモンドミルク」です。
植物性ミルクとは、文字通り植物から採取できるミルクのこと。主な原料には、大豆やアーモンド、ココナッツ、オーツ麦などがあります。牛乳などの動物性ミルクと異なり、乳糖やコレステロールが含まれていないため、牛乳アレルギーのある人や健康に対する意識の高い人たち、純菜食主義者(ヴィーガン)の人に選ばれています。
植物性ミルクを広く普及させた立役者の一人が、大手コーヒーチェーンの「スターバックス」でしょう。例えば「ソイラテ」は女性やヘルシー志向の方々がよく注文しています。ちなみに、国内のスタバは現在、ソイミルク(豆乳)に加えて、オーツミルク、そしてアーモンドミルクを使った商品を販売しています。
牛乳、豆乳に次ぐ「第3のミルク」と呼ばれているアーモンドミルクは、原料であるアーモンド由来のビタミンE、オレイン酸、食物繊維などを多く含む栄養価の高い食品とされ、例えばビタミンEはゴマの約300倍、ピーナッツの約3倍と言われています。
アーモンドにはさまざまな効能があるとされていますが、とりわけ血中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を低下させる働きがあることが注目されています。
アーモンドの粒を大量に摂取するのは大変ですが、ドリンクになったアーモンドミルクであれば、毎日手軽に飲み続けられそうですね。
牛乳と同じで、アーモンドミルクも好みによってさまざまな飲み方を楽しめます。もちろんそのままストレートで飲むもよし、コーヒーや紅茶に加えるのも定番です。
また、フルーツや野菜と一緒にミキサーにかけて、スムージーにして飲んでもいいでしょう。暑い夏には、凍らしてシャーベットにして食べるのもおすすめです。
グリコの「アーモンド効果」は、さすが大手メーカーだけあって、フレーバーは6種類と豊富。さらにチョコレート菓子などの派生商品もあります。
「砂糖不使用」はハチミツや砂糖をいっさい使わず、200ミリリットルあたりわずか39カロリーとヘルシー。清潔感あるシンプルなパッケージデザインも魅力的です。
Amazonでの販売価格は、200ミリリットル入り×24本で2880円(税込、以下同)です。
ポッカ「アーモンド・ブリーズ アーモンドミルク」は、メーカーの契約農家で栽培・収穫されたカリフォルニア・アーモンドのみを使用し、甘さや香りを抑えた味わいが特徴です。
実際にこの「砂糖不使用」の商品は、ほのかにアーモンドの風味が漂う程度で、クセはありません。コーヒーをはじめ他の飲料・食品とミックスするのに最適です。
価格も手頃。Amazonでは200ミリリットル入り×24本が2000円前後で販売されています。
豆乳で広く知られるマルサンアイは、元々は、味噌の製造から事業をスタートしました。それもそのはず、本社は「八丁味噌」生産地の愛知県岡崎市にあります。
そんな自然食品を長年扱ってきた同社が販売する「毎日おいしい ローストアーモンドミルク」の特徴は、アーモンドの力強い香ばしさでしょう。ローストした分、いっそうコクの深い味わいとなっています。
販売価格は200ミリリットル入り×24本で3000円前後です。
筑波乳業「濃いアーモンドミルク」は、国産の市販商品として初めて食品添加物不使用にこだわったというアーモンドミルクです。
アーモンドに由来するビタミンEやオレイン酸、マグネシウム、カルシウム、食物繊維などの成分以外で、栄養強化を目的にした添加物は加えていないのがウリです。味付けされていないため、料理やデザートなどの調味料としても使えます。
販売価格は125ミリリットル入り×15本で2000円前後です。
ショッピングサイトではどんなアーモンドミルクが人気なのでしょうか。以下のリンクからチェックしてみてください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.