毎日の調理で使う鍋やフライパンの種類はさまざまです。テフロン加工やフッ素樹脂加工が施されているもの、軽量で負担の少ないものなどいろいろとあります。
その中でも、最近はキャンプでも役立つ「スキレット」を使っている人が増えています。
今回は、今注目のスキレットを紹介します。
スキレットの素材は鋳鉄で、ずっしりと重い印象です。多くのスキレットはブラックでシンプルなデザインなので、調理後にそのままテーブルに置いてもまったく違和感がありません。
むしろこのシンプルさが料理を引き立ててくれることも。また、シンプルでありながら存在感があるので映える写真も撮れますね。
スキレットは、調理前に一度油ならしが必要な場合があります。これを「シーズニング」といいます。製品によってはシーズニングが不要なものもあるので、確認しましょう。
スキレットについている油膜を中性洗剤などでいったん落としてから、しっかりと乾かします。その後油を引いてくず野菜を炒めます。
この時に使う野菜は、玉ねぎやニンジン、生姜などにおいが強いものがおすすめ。鉄のにおいを取る効果があります。
スキレットを使った後、ぬれたまま放置するとさびてしまうことがあります。
使用後は汚れをしっかりと落として、きちんと乾燥させるようにしましょう。
洗った後に加熱をすることで水分を飛ばし、もう一度油を薄く引いて湿気の少ない場所で保管すると良いでしょう。
少し面倒さを感じるシーズニングが不要なのが、LODGE(ロッジ)の「ロジック10」です。購入後、お湯で洗うだけですぐに使えるので手間いらずです。
鋳鉄製で熱効率が良いので、通常よりも短時間で料理が完成します。ちなみに、鋳鉄のスキレットを使うことで鉄分の補給もできます。
サイズは約27.1(幅)×5.1(高さ)×40.9(奥行)cm。重さは2.57kg。
対応調理器具は直火、IHクッキングヒーター、ハロゲンヒーター、オーブン。食器洗浄機にも対応しています。価格は3200円前後です。
肉や魚、野菜などを焼くだけではなく蒸し調理にも活躍するのが、コールマン(Coleman)の「クラシックアイアンスキレット」です。
ふたの裏にはリベットという細かい出っ張りがあります。これにより水分が食材に均等に落ちます。
素材は鋳鉄です。また、植物性オイルで表面を仕上げてあるのでシーズニングが不要なのもありがたいですね。
サイズは、約27.5(直径)×10(高さ)×41.5(奥行)cm。重さは約3kgです。
LPガスには非対応となっています。収納ケースが付属しているので、持ち運びに便利です。価格は6000円前後です。
スケーター(Skater)の「取っ手の取れる2WAY蓋付きスキレット」は、ふたをひっくり返すことでフライパンとして使うことができる便利な2WAYタイプです。本体とふたで同時に2つの料理を作ることもできそうですね。
またハンドルを取り外せるので洗いやすいだけではなく、収納する時にも邪魔になりません。
サイズは約20(幅)×(4高さ)×17.5(奥行)cm(ふたを含む・ハンドル含まず)。本体底面は約14(直径)×3cm(深さ)です。重さは1.5kg。
素材は本体とふたが鋳鉄、ハンドルはフェノール樹脂・ステンレス鋼です。使う前にはシーズニングが必要になります。価格は2700円前後です。
グッドフェイスの「グッドプラス(GoodPlus+)スキレット18」は、シリコン系樹脂による焼付け塗装を施しているのでさびにくいのが特徴です。
初めて使う時にはシーズニングをすると、さらに油馴染みが良くなり焦げ付きにくくなります。
直火やIH調理器具はもちろん、オーブンでも使える万能スキレットです。スキレットを置く天然木(竹)の木製台もセットになっているので、テーブルにそのまま置く時などに便利です。
サイズ(18cm)は約31(幅)×4.7(高さ)×20(奥行)cm。重さは1.5kg。木製台のサイズは約18.8(幅)×1.4(高さ)×18.8(奥行)cmです。
材質は本体が鉄鋳物、木製台は竹です。価格(18cm)は2800円前後です。
大きめサイズの丸いピザを焼いたり、大人数の料理を作る場合には、スキレットのサイズも大きくなります。スキレットは大きくなると重くなってしまうこともあり、サイズも小さくなりがちです。
その点、ストウブ(Staub)「ビュッフェスキレット」は直径が26cmあります。でも重量は2.3kgと、比較的扱いやすい重さになっています。
サイズは約39.5(幅)×5.5(高さ)×49.5(奥行)cmです。価格は2万4000円前後です。
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