ただでさえ暑い夏。夏のキッチンは、エアコンが付いていたとしても暑さがこもってしまうので、できるだけ火を使いたくないと思ってしまうこともあります。調理も時間をかけずに簡単に済ませたい、それが本音かもしれませんね。
そんな時に活躍するのが、火を使わずにレンジで簡単にあたためられるレトルト食品です。その中でも人気が高いのがカレーではないでしょうか。
たくさんのメーカーから、さまざまな種類のカレーが販売されています。今回紹介するのは、コスパも良くて定番の美味しいレトルトカレーです。
レトルトカレーにも辛さの違いがあり、基本的には甘口、中辛、辛口の3つに分かれています。
辛さが得意ではない人は甘口、多少は辛くても大丈夫という人なら中辛、普段から辛いものをよく食べる人なら辛口というように、自分の好みによって辛さを選んでいきます。
とはいえ、メーカーによって辛さには違いがあるので、同じ甘口でも「これは中辛では?」と思うような甘口があるのは事実。
許容範囲を広めに取っておくことも大切ですね。ちなみに、辛さを追求したびっくりするくらい辛いカレーもあるので、辛い食べ物が好きな人なら挑戦するのもアリかもしれません。
レトルトカレーは、温めるだけですぐに食べられるとても便利な食品です。その分、自分でルーを使って作るカレーよりも値段が高くなってしまう傾向にあります。
1食あたりの値段はそれほど高くないとしても、何度も食べるとなると思いのほか金額が高くなることもあります。レトルトカレーをよく食べるのであれば、コスパもしっかり考えていきましょう。
カレーはご飯にかけて食べるものというイメージが強いのですが、じつはうどんやそうめん、パンに合わせてもとても美味しいです。
「味変」ではないのですが、合わせる食材を変えていくことによって、いろいろな食感や味わいを楽しむことができそうです。
その中でお気に入りの組み合わせを見つけるのも楽しいですよね。また自分でゆで卵や揚げ野菜、揚げ物などのトッピングをプラスしたり、少し隠し味を加えることもできそうです。
江崎グリコの「カレー職人 老舗洋食カレー」は、あめ色玉ねぎやトマトをベースにしたドミグラスソースが使われている、コクのあるソースが特徴のレトルトカレーです。
「ビーフカレーに近い」という口コミも多いようです。皿に移し替える必要がなく、中袋を直接レンジで加熱できるので手間も省けます。
1食104kcal(推定値、以下同)です。価格は、170g入りが10個セットで1200円前後。1食あたり約120円です。
大塚食品の「ボンカレーゴールド」は、じゃがいもや玉ねぎ、にんじんについては新鮮な国産のみを使用。自家製のルーには、ラードと小麦粉を丁寧にローストしたものが使われています。
保存料や合成着色料は不使用。まろやかなコクがあるのが特徴のレトルトカレーです。箱を開けたらそのままレンジで加熱できるため、取り出す時の火傷の心配もなさそうです。
1食158kcal。価格は5個で700円前後、1食分は約140円です。
野菜もしっかり摂りたいという人には、明治の「まるごと野菜 5種の彩り野菜カレー」がおすすめ。1食分の野菜(生換算120g)が使われています。
これは、厚生労働省が推進している「健康日本21(第二次)」の目標値である「野菜類1日350g以上」の約3分の1に当たります(出典:「健康日本21(第二次)」厚生労働省)。
レンジで加熱する際は、耐熱皿に移してラップをかけます。1食分は120kcal。価格は、190g入りが5個セットで1000円前後です。1食当たり200円の計算です。
明治の「銀座カリー」は、1930年に発売された「キンケイ・銀座カレー」の復刻版になります。特製のルーには、「特製二段仕込みブイヨン」のまろやかなコクと玉ねぎの甘みがあるソテーオニオン、そしてすっきりキレのあるスパイスが使われています。
レンジで加熱する時は、耐熱皿に移してラップをかけます。取り出すときにお皿が熱くなっているので注意が必要です。
1食分は223 kcal。価格は、180gが5個セットで1100円前後です。1食分は約220円になります。
1990年に発売し、30年の歴史を持つロングセラーのレトルトカレーがSB食品の「S&B カレー曜日」です。野菜がごろごろ入っているのが特徴で、飽きのこないマイルドな味わい。30年も売れ続ける理由が分かります。
加熱する際は、深めの耐熱皿に移してラップをかけます。1食分は235kcalです。1パックに230gと、ちょっと多めなのもありがたい点です。価格は5個セット1200円前後で、1食分は約240円です。
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