新モデルの「iPhone 13」「iPhone 13 Pro」シリーズが発売され、iPhoneを買い換えようという人も多いのではないでしょうか。
一方、従来機種の「iPhone 12」や「iPhone SE(第2世代)」は価格を下げて販売されており、最新機種にこだわらない場合やコスパ重視で選ぶ際の選択肢になっています。
Apple(アップル)は現在、下記8モデルを自社のWebサイトで販売しています。具体的には、「iPhone 11」「iPhone SE(第2世代)」「iPhone 12 mini」「iPhone 12」「iPhone 13 mini」「iPhone 13」「iPhone 13 Pro」「iPhone 13 Pro Max」。各機種とも何種類かのストレージ容量が選べ、最小構成での価格(税込)は以下の通りです。
価格を優先するならば、iPhone SE(第2世代)が最も安価ですね。予算感として10万円前後まで出せる場合には、iPhone 13くらいまで候補に入ってくるでしょう。
これらの機種のなかで、ホームボタンおよび指紋認証センサー「Touch ID」を搭載している機種はiPhone SE(第2世代)のみです。
そのほかのiPhoneは、ホームボタンを廃止、顔認証の「Face ID」を採用。マスクが欠かせない社会情勢のなか、どうしても指紋センサーを使いたいならiPhone SEが選択肢となります。
なお、ほかのFace ID搭載モデルは、「Apple Watch」と組み合わせることで、マスクを装着したまま画面ロックを解除できます。Touch IDが必要なのか、購入前に見直しておくと良いでしょう。
iPhone 12シリーズ以降では、「MagSafe」というワイヤレス充電機能とマグネットによる固定機能を合わせたような機能を搭載しました。対応の周辺機器を、カチッと背面に固定できるのが特徴です。
ワイヤレス充電器だけでなく、モバイルバッテリーやカーマウント、壁面に固定できるシール、カードホルダーなどさまざまな周辺機器が展開されています。
MagSafeを活用したいなら、iPhone 11とSEが候補から外れることになるでしょう。
iPhoneを長く使うなら、より新しいiPhone 13シリーズをお勧めします。併売されるiPhone 12シリーズとの価格差は1万円強ありますが、将来的なOSのアップデートに長く対応する可能性が高く安心です。
またストレージ容量も、最小構成で64GBから128GBに増えていますし、上位の容量も256GBから512GBへと増えています。バッテリー持ちが強化されていることなども相まって、新モデルを選ぶメリットは多いでしょう。
ちなみに、スマートフォンを長く使っていると、さまざまな機能を試してみたくなります。カメラ機能もそうでしょう。iPhone 13シリーズには写真の仕上がりを好みにカスタマイズできる「フォトグラフスタイル」や、奥行き感のある動画表現が可能な「シネマティックモード」などの機能も豊富です。
新機能を試してみたいという場合や、カメラが好き、SNSへの画像・動画投稿頻度が高いという人は、新モデルを選んでおいた方が満足度は高くなると思います。
iPhoneのカメラでさまざまな写真や動画を撮りたい、取材や記録、クリエイティブ目的でiPhoneのカメラをよく使うなら、Proシリーズがおすすめ。現在のラインアップでは「iPhone 13 Pro」「iPhone 13 Pro Max」の2機種です。
標準、望遠(光学3倍)、超広角と3つのカメラを備え、光学式手ブレ補正も搭載。新モデルでは、望遠カメラもナイトモードに対応していたりと、ソフトウェア面での使い勝手もよくなりました。マクロ写真が撮影できるのもポイントです。
ちなみに、AR表示で活躍するセンサー「LiDARスキャナ」もProシリーズだけの特権。AR関連機能の活用を想定する場合もProシリーズの2機種を選んでおいた方が良いでしょう。
iPhoneに限らず、スマホ選びで欠かせないのがサイズについてでしょう。片手でも使いやすいコンパクトモデルにするか、ゲームや動画が快適な大画面モデルにするかは重要です。
片手操作にこだわるコンパクトさなら、iPhone SEとiPhone 12 miniおよび13 miniが候補です。SEとminiは価格帯も違い、ホームボタンの有無によるディスプレイサイズの違いも大きくなります。またiPhone 11以降の標準モデルは片手ではちょっと使いにくいサイズ感。重さもアップします。
逆に、とにかく大画面のモデルなら、iPhone 13 Pro MAXが候補に挙がります。ですが、iPhone 13 Pro MAXはProシリーズだけにカメラもスペックも高性能で、同時に重さも価格もアップします。
なお、ディスプレイが大きいと画面は見やすくなりますが、本体が大きく重くなるため、ゴロゴロと寝っ転がって動画を見たい場合などに疲れてしまうこともあります。
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