四方を海に囲まれ、一年を通して温暖な気候である四国は、自然の恵みを存分に受けた作物や、おいしい食べ物が盛りだくさん。今回はそんな四国のおすすめの名産品を紹介します。
香川県、徳島県、愛媛県、高知県の4県からなる四国は、瀬戸内海と太平洋の間に浮かぶ、面積約1万8000キロ平方メートルの島。中央部を東西に貫く四国山地には、意外と高い山々が多く連なっています。
例えば、愛媛県にある石鎚山の標高は1982メートルで、これは西日本で最も高い山です。平地は温暖な気候でありながら、山間部は雪も多く、スキー場がいくつもあるほどです。また、「四国八十八箇所遍路」で知られるように、山地の各所に寺社が建つ、神秘的で荘厳なエリアなのです。
愛媛県は「水産王国」と呼ばれ、古くから水産業が盛んです。中でもマダイやハマチなど魚類の養殖生産量は42年連続で日本一! なんと年間6万トンを超えています(令和元年、愛媛県調査)。
そうした背景もあり、昨今は企業の進出も増えています。例えば、今年11月1日、回転寿司チェーン「くら寿司」を運営するくら寿司は、養殖事業を行う子会社を設立し、委託養殖の地に愛媛・宇和島を選びました。
徳島県を代表する名産品といえば、すだち。けれども、かぼす、青ゆずと間違えられることが多く、そのことを嘆いている徳島出身者も少なくありません。
すだち、かぼす、ゆずは「香酸柑橘」と呼ばれ、果汁の酸味や果皮の香りを楽しむ柑橘類のこと。徳島はすだちの生産量で国内約98%のシェアを誇ります。
ちなみに、かぼすや青ゆずとの見分け方ですが、この2つと比べてすだちはかなり小さいのが特徴です。
押しも押されもせぬ、香川県の名物が「讃岐うどん」です。今では県外にも数多くの讃岐うどん店があるため、すっかりファストフード感覚で気軽に食べられるようになりました。
自宅でも食べたい、という人におすすめの商品がこちら。生うどんに限りなく近い亀城庵の半生うどんは、モチモチとした食感と粘りのあるコシが特徴で、常温保存もできる優れもの。
香川県綾歌郡に本社を構える同社は、1984年に丸亀城のすぐそばの工房で創業者がうどんを打ち始めたところからスタート。以来、おいしさを追求し続けています。販売価格は、120グラム・10袋セットで2000円前後です。
讃岐うどんとともに、香川を代表するグルメが「骨付鳥」です。発祥は丸亀市。鶏の骨付きモモ肉をスパイスで味付けし、皮がパリパリになるまでじっくりと焼き上げるのがポイントです。
骨付鳥には「親どり」と「若どり」の2種類あって、前者はしっかりとした歯ごたえが、後者はふわっとした柔らかさが特徴です。農協食品の「骨付鳥 親足 5本セット」は、通好みの親どりが5本セットに。価格は3200円(税別、以下同)です。
古くから日本有数のタオル産地だった愛媛県今治市。2000年代半ばにクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏が「「今治タオル」の商品ブランディングを手がけたことなどで、人気に火が付き、今では誰もが知る一流タオル商品となりました。
今治タオルの特徴は、吸水性の高さや肌触りの良さ。セブンエステのフェイスタオルは、ホテルなどでも使用されているおすすめグッズです。全15色から選べるため、きっと好みの一枚が見つかるはず。Amazonでの販売価格は、5枚セットで2160円です。
上述したように、徳島県はすだちの一大産地。地元では焼き魚やうどん、焼酎など、さまざまな食事にすだちが添えられているほどです。
冷蔵庫でも2週間ほどは保存可能なため、ぜひいろいろな料理に試してみて、自分なりの味付けを楽しんでみてはいかがでしょう。Amazonでの販売価格は、1キログラム(秀品・2Lサイズ)で3000円前後です。
芋けんぴは、サツマイモを細切りにし、油で揚げて、砂糖をからめたお菓子のこと。土佐弁(高知弁)で小麦粉を棒状に焼き固めた干菓子を「けんぴ」と言うことからもわかるように、芋けんぴは高知発祥の名産品なのです。
四万十町にある南国製菓は、芋けんぴを製造・販売する代表的なメーカーの一つ。蜜と食油を国産サツマイモにしっかりと染み込ませ、まろやかな風味に仕上げています。販売価格は、305グラム・5袋で1836円です。
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