海水浴など、海辺のレジャーであるとうれしいのが「ビーチテント」。手軽に設営してプライベートスペースを作ることができ、休憩時の日よけや、荷物置き場、着替えの場所などとして重宝します。ピクニックなどのアウトドアレジャーでも活躍してくれるので、野外で遊ぶことの多い人なら1つ持っておいて損はありません。
ここでは、ビーチテントの選び方やおすすめモデルを紹介します。アウトドア経験がない方でも設営しやすいものを中心にピックアップしていますので、ビーチテント選びの参考にしてください。
Fav-Log編集部員としてアウトドアや家電、ガジェット、車などを担当。ITmediaで長くITトレンドやネットの話題、業界事情、ガジェットなどを取材する一方、学生時代の野宿旅行から各地でキャンプを楽しんできました。キャンプのポリシーは「シンプルに」。最近は三浦半島に通って海釣り(主にライトゲーム)を楽しんでます。ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定AFP)。思い出のキャンプ地は大雪山・旭岳のテント場。最愛のガジェットはJornada 690。好きな魚はカサゴとオオモンハタ。
ビーチテントには幾つかの種類があります。選ぶ前にチェックしておきましょう。
収納バッグから取り出せばすぐに広がり、そのまま設営できるテントです。収納時は円形のバッグなどにコンパクトに収まり、軽量なものも多いので、子連れの移動などには便利です。
手軽に使える小型のものから、キャンプなどにも使える本格的なものまであります。ビーチテントやレジャーには小型のものが人気。価格も数千円程度からと、手ごろなものが多くなっています。
傘を広げるような要領でフレームと広げることで組み立てられるテントです。初心者でも簡単に設営でき、撤収も容易。ポップアップテントと比べて広さや高さに余裕があるものが多く、海辺でゆったりとしたスペースを確保できます。宿泊キャンプにも使える本格的なものもあります。
ポップアップテントに比べ、大型のものが多く、収納サイズや重さも大きくなる傾向にあります。電車での移動では少し持ち運びにくく感じるかもしれません。
一般的なキャンプ用テントなどと同じドーム型のフレーム構造になっているタイプ。ドーム型テントと同じ要領で組み立てます。テントを設営したことがない人にはちょっとハードルが高いかもしれませんが、快適性が高いモデルが多いのが魅力です。
ワンタッチテントより構造がシンプルなので、ある程度大きいモデルでも比較的コンパクトに収納できます。
テントの入り口がオープンになっているタイプです。ちょっとした日よけスペースや荷物置き場になれば十分という場合に便利。風通しがよく、開放的に使えます。
生地が少なく構造がシンプルなので、軽量でコンパクトなテントが多いのも特徴です。
テントの入り口を閉じることができ、外から中が見えない状態にできるタイプです。着替えスペースとして使ったり、赤ちゃんの授乳にも便利です。
通常のビーチテントは意外に日光を通すもの。太陽光をブロックしてくれる遮光生地を使ったテントなら、炎天下のビーチでも影になるスペースを作れます。通常の生地のテントに比べると高価になりますが、日焼けを防ぎたい場合や、子どものお昼寝スペースなどとして使いたい場合は検討してみましょう。
ビーチテントにはさまざまな種類があります。使う目的によって適したテントも変わってきますので、ビーチテントをどう使いたいのかイメージしておきましょう。
テント設営は素早く済ませて海で遊びたいし、帰りは疲れているのでさっさと片付けてしまいたいもの。不慣れな人は特に、設営が簡単なものを選んでおきましょう。
テントはセオリー通り「使いたい人数+1人」の広さで選んでおけば余裕がありますが、単なる荷物置き場として使いたい場合は小さいものでも十分でしょう。逆に、大人が数人でのんびり寝そべって過ごしたい──といった場合は大型のものを選ぶ必要があります。
小型のテントは組み立てが楽で持ち運びにも便利ですが、使用人数によってはきゅうくつに感じる場合があるかもしれません。大型のテントは居住性が高く快適な一方、小型のものと比べると設営・撤収や移動の手間がかかります。
テントのサイズは大きすぎても小さすぎても使いづらくなります。使用目的や人数を考慮して選びましょう。
通気性が悪いとテント内の温度が上昇して不快なもの。テントの下部が開いていたり、メッシュ生地を採用するなどして通気性を高めているテントを選んでおけば、暑い季節は安心です。
フルクローズ式のポップアップテントです。フルクローズ式で、内側・外側の両方から閉じることができる両面チャックが付いています。背面はメッシュ式で通気性を確保。紫外線カット率最大97%をうたっています。
大人3人が寝転がれる幅200cmのモデルと、大人4人で使える幅250cmのモデルがあります。
幅200cm・約2.7畳相当の広さのポップアップテントです。フルクローズタイプで、背面には通気性を高めるメッシュを採用しています。シルバーコーティングが施され、紫外線95%カットをうたっています。
フルクローズタイプのポップアップテントです。入り口と背面にメッシュを採用し、通気性を確保しています。UPF50+の紫外線カット性能もうたっています。
大人2人程度向けの幅160cm、大人3人程度向けの幅200cm、大人4人程度向けの幅240cmの3サイズから選べます。
幅150cmの1人用サイズと、幅200cmの2〜3人用サイズの2種類あるポップアップテント。1人用サイズはオープンタイプ、2〜3人用はフルクローズタイプで、用途に応じて選べます。
1人用は背面メッシュ、2〜3人用は前後メッシュを採用。UPF50+の紫外線カット性能をうたい、暑さを防ぐシルバーコーティングも施されています。カラーバリエーションも豊富です。
高さ180cmと、大人が中で立てる高さのポップアップテントです。フロアサイズは120cm四方とやや狭いですが、着替え専用スペースを作るのに便利です。
人気アウトドアブランド「コールマン」のポップアップ式シェード。フルクローズタイプで、約200×150×125(高さ)cmと、高さもあるので着替えにも便利です。
前後のほか、トップ部分にもメッシュを採用して通気性を向上させています。メッシュには防虫技術が施されているなど、機能性の高い人気のシェードです。
クイックアップIGシェードに、日光をブロックする生地を採用したモデル。日差しが強い場所でも影になるスペースを簡単に作ることができます。
前面は光を透過するようになっており、フルクローズ時も光を室内に取り込めるようになっています。そのほかの機能はクイックアップIGシェードと同じです。
210×180×120(高さ)cm、定員3〜4人のドーム型シェードです。一般的なテントのようにフレームを組み立てる必要がありますが、テントにある程度慣れた人なら容易に設営・撤収ができます。
フルクローズできる上、4面を開いてフルオープンで使うこともできます。風であおられにくい形状も特徴。メッシュには防虫技術が採用されています。収納サイズは15(直径)×60cmと、コンパクトに収まります。
スクリーンIGシェードに、日光をブロックする生地を採用したモデル。機能性はスクリーンIGシェードと同じです。
人気アウトドアブランド「ロゴス」のポップアップテント。表には日差し紫外線を反射する白を採用、内側には熱と光を吸収するソーラーブロックコーティングを施し、UVカット率99.9%以上・遮光率100%という性能を達成。日なたと日陰では−15度の温度差を実現するとしています。
フルクローズでき、両サイドにはメッシュを配置して通気性を確保。サイズは235(幅)×113(奥行き)×90(高さ)cmです。
180(幅)×125(奥行き)×110(高さ)cmのフルクローズできるドーム型シェード。UVカット率99.9%以上・遮光率100%を誇るソーラーブロックコーティング生地を採用しています。
耐風性に優れたフレーム構造で、風の強い海辺でも安心です。サイズは180(幅)×125(奥行き)×110(高さ)cmと、少人数の使用に向いています。
約30秒で組み立てられるとうたうワンタッチテント。フレームを伸ばしてトップ部分でロックするだけで設営できます。サイズは200(幅)×150(奥行き)×117(高さ)cmと、大人3人程度に向いています。
UVカット率99.9%以上、遮光率100%のソーラーブロックコーティングを採用。フルクローズも可能です。
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