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ソロキャンプ用テント 初心者におすすめの10選【2022年最新版】キャンプ入門には定番テントを選ぶのが正解!

» 2022年07月14日 17時25分 公開
[小林カサゴFav-Log]
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 1人自然の中で過ごす「ソロキャンプ」が大人気。野外での“わが家”になるのが「テント」です。思いのままに1人の時間を過ごす、快適な室内。時に雨と風からも守ってくれるテントは、ソロキャンプの最も大切な相棒でもあります。

 これからソロキャンプを始めようという人も多いのではないでしょうか。ただ、ソロキャンプ向けのテントだけでもお店やネットには多種多様なモデルが並んでいます。初心者の方はどれを選べばいいのか迷ってしまうかもしれません。

  そこで、ここでは初心者におすすめのソロキャンプ向けテントと、選ぶ際の考え方やチェックポイントを紹介します。キャンパーへの一歩を踏み出す参考にしていただければ幸いです。

小林 カサゴ

小林 カサゴ

Fav-Log編集部員としてアウトドアや家電、ガジェット、車などを担当。ITmediaで長くITトレンドやネットの話題、業界事情、ガジェットなどを取材する一方、学生時代の野宿旅行から各地でキャンプを楽しんできました。キャンプのポリシーは「シンプルに」。最近は三浦半島に通って海釣り(主にライトゲーム)を楽しんでます。ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定AFP)。思い出のキャンプ地は大雪山・旭岳のテント場。最愛のガジェットはJornada 690。好きな魚はカサゴとオオモンハタ。

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初心者のテント選びは定番モデルから!

 ソロキャンプは、大勢でわいわいと楽しむキャンプと違い、1人で自由気ままにキャンプを楽しむスタイルです。自分のペースで過ごせるのは大きな魅力ですが、それはつまりキャンプの全てを自分で面倒みなくてはならないということでもあります。

 初心者が「ソロキャンプを始めてみたい!」と思った時、テントの設営作業は超えるべき最初のハードル。キャンプ場に1人、誰も頼れる状況にない時に設営でつまづいてしまったら……と、不安になる人もいるのではないでしょうか。

 そこでおすすめしたいのが「ソロキャンプで定番と呼ばれるテントを選ぶ」ということ。定番モデルは多くのキャンパーに愛用されることで改善が進み、設営のしやすさや機能性に優れたテントが多いのです。また設営方法を解説した動画など、キャンパーが発信した情報がネットに豊富なのも定番モデルの強みです。

ソロキャンプ用テント 定番モデルは設営のしやすさなどが人気のポイント(コールマン「ツーリングドームST」 出典:Amazon

 苦労は最小限にして、まずはソロキャンプを楽しみましょう。そのためにも、評価が高く実績のある、定番のテントを選ぶことをおすすめします。

写真 小林

キャンプブームで数多くのテントが登場しています。経験を積んで自分のキャンプスタイルが見えてきたら、好みでさまざまなテントを試してみるのも楽しいでしょう。テント沼にはまっていくつもテントを持ってるというソロキャンパーも多いですよ(笑)

キャンプスタイルや移動手段から考える

ソロキャンプ用テント 出典:コールマン

 ソロキャンプにもさまざまなスタイルがあります。整備されたキャンプ場で一夜をゆったりと過ごしたり、バイクや自転車で移動するツーリング中の宿泊手段の1つだったり、あるいは手軽に、昼間だけのデイキャンプだったり──自分がしてみたいのはどんなソロキャンプなのかをイメージしてみましょう。

 キャンプ場でおいしい食事を楽しみ、のんびりと夜を過ごしたいという人なら、室内の広さに余裕があるタイプがおすすめ。出入り口に面した屋根付きのスペースである「前室」を備えたものなら、靴や荷物の置き場として便利に活用できます。

 ソロキャンプに必要な荷物の中でも、テントは最も大きく重いものの1つ。車での移動なら収納サイズがある程度大きくなっても問題ありませんが、キャリーカートなどにパッキングして公共交通機関を利用する場合や、ツーリングなどの場合、収納サイズと重さには制限が出てきます。

 傾向として、広々として余裕のあるサイズのテントは収納サイズも大きく重くなり、一方で軽くてコンパクトなものは人によっては窮屈に感じるでしょう。そこは寝る場所として割り切るのか、あるいは重量アップを覚悟しても快適さをとるのか、悩ましいところです。

写真 小林

タープを張って広めのリビングスペースを確保しておき、テントは軽くて小さめのもので十分といった考え方もありますし、狭いテントでは気になってよく眠れないという人もいるでしょう。最初から自分なりの正解にたどりつくのは難しいので、持ち運べる範囲内で最もスタンダードなものを選ぶのがいいと思います。

テント室内の広さをチェック

室内の広さに余裕があると楽

 テント選びで最初にチェックしたいのはテントのサイズ。テントにはたいてい「○人用」と説明がありますが、利用人数+1人程度のものを選んでおくと室内に余裕ができます。一般的なソロキャンプであれば、2〜3人用のものを選んでおけば、荷物を室内に収容しても自分用スペースを広めに確保できます。

 移動手段に応じて、収納時のサイズや重さも確認しておきましょう。

ソロキャンプ用テント サイズ感をチェック(オガワ「ステイシーST-II) 出典:Amazon

シングルウォールとダブルウォール

 一夜を過ごす宿泊用なら、インナーテントと、外側に「フライシート」を重ねる「ダブルウォール」タイプが安心です。山中のキャンプ場は夜間に雨に見舞われることもあり、ダブルウォールなら雨を防ぐ能力が高く、室内の結露も減らせます。

 フライシートの防水性の目安になる「耐水圧」は、1500mm〜2000mm以上のものを選べば、普通の雨なら安心でしょう。

 フライシートのないタイプは「シングルウォール」と呼びます。ダブルウォールに比べると雨には弱いですが、天候が急変することの少ない平地などで晴天時に使うと割り切ってしまえば、軽快なキャンプが楽しめます。

ソロキャンプ用テント:おすすめモデルはコレ!

コールマン(Coleman) ツーリングドームST

 米国発の人気アウトドアブランド「コールマン」(Coleman)の「ツーリングドームST」は、ソロキャンプ向けテントの定番中の定番。ソロキャンパーとして知られる芸人のヒロシさんが愛用していることでも知られています。

 1〜2人用となっており、インナーテントのサイズは約210×120×100(高さ)cmと、ソロで使うには十分な広さ。前室もあり、雨天時には靴や荷物を置いたりといったこともできます。重さは約4kgです。

 設営しやすさも人気のポイント。テントの骨組み(ポール)を角のポケットに入れて立ち上げる「ポールポケット」方式なので、1人でも設営しやすいのが特徴です。

 実売価格も1万円台前半と手ごろで、迷ったらまずはこれを選んでおけば間違いないと断言できる、おすすめのテントです。

コールマン(Coleman) ツーリングドームLX

 コールマンの「ツーリングドームLX」は、「ツーリングドームST」を少し大きくしたモデル。「ST」が1〜2人用なのに対し、「LX」は3〜4人用となっていますが、広々としたスペースが欲しいソロキャンパーや、時にはデュオでも使うといった人が選ぶことも多いモデルです。実売価格は1万円台半ばと、「ST」と同様にコスパにも優れています。

 インナーテントのサイズは約210×180×110(高さ)cm。荷物置きに便利な前室を備え、設営しやすい「ポールポケット」方式を採用しています。重さは約5.2kgです。

スノーピーク(Snow Peak) アメニティドームS

 デザイン性や品質の高さで人気のアウトドアブランド「スノーピーク」(Snow Peak)の「アメニティドーム」。「アメド」などとも呼ばれ、ファミリーキャンプでも定番になっている入門用テントです。

 ラインアップのうち、3人用となっている「S」サイズがソロにも人気。室内幅が220cm以上と余裕のあるスペースで、ソロキャンプを快適に楽しみたい人に向いています。

 背を低くした設計で風の影響を抑え、耐水圧の高い生地を採用するなど、入門テントながら耐久性と信頼性が高いのが特徴です。十分な前室もあり、別売りのフロントパネル跳ね上げ用ポールセットを使えば、前室にリビングスペースも作れる拡張性も備えています。設営がしやすいのもポイント。重さは約5kgです。

モンベル(mont-bell) ムーンライト テント

モンベル(mont-bell) ムーンライト テント ムーンライト テント2(出典:モンベルオンラインショップ_

 優れた機能性とコスパの良さで親しまれる国産ブランド「モンベル」(mont-bell)の「ムーンライトテント」は、同社のロングセラーモデル。「月明かりの中でも簡単に設営可能」というコンセプトから名付けられている通り、設営が容易なのが特徴です。

 2人用の「2」は総重量2.46kg、1人用の「1」は総重量1.71kgと軽量。登山やツーリングで少しでも荷物を軽くしたい人にはありがたいモデルです。保水しにくい生地を使用し、蒸れにくい通気性を確保しています。

 モンベルオンラインショップの価格(税込、2022年7月現在)は、「2」が4万1580円、「1」が2万580円です。

オガワ(ogawa) ステイシーST-II

 1914年創業の老舗アウトドアブランド「オガワ」(ogawa)の「ステイシーST-II」はソ、ロキャンパーからの評価が高いモデルです。

 人気のポイントは奥行き110cmを確保した広い前室。3方向をオープンにすることもでき、食事などを楽しめるリビングスペースをタープ不要で作れます。

 その上で収納サイズは52×19×19cm、総重量3.9kgとコンパクト。実売価格は4万円前後とやや高価ですが、オガワならではの作りの良さも感じられる、満足感の高いテントです。

バンドック(BUNDOK) ソロドーム 1

 カワセ(新潟県三条市)が展開するアウトドアブランド「バンドック」(BUNDOK)はコスパの高いテントなどで人気。中でも「ソロドーム 1」は、実売1万円以下で購入できる手ごろ感で、ソロキャンパーの定番モデルの1つになっています。

 インナーテントはオールメッシュを採用することで通気性が抜群。重さが約1.9kgと軽量なのも人気のポイントです。

ロゴス(LOGOS) Tradcanvas ツーリングドゥーブル・SOLO-BA

 ロゴスコーポレーション(大阪市)が展開する人気アウトドアブランド「ロゴス」(LOGOS)のコンパクトな1人用テントです。テント前面が張り出すように設計されており、別売りのキャノピーポールを組み合わせることで前室にバイクや自転車も置ける広さを実現。専用バッグへの収納時はバイクの荷台に積みやすい幅約60cmに収まり、ツーリングのお供としてぴったりです。

 雨や風の吹き込みを防ぐマッドスカートを全面に装備するなど、機能性も十分。フライシートの素材は難燃性バルキーポリタフタを採用していますが、キャンバス風のカラーリングもアウトドア映えしそうです。

バンドック(BUNDOK) ソロティピー

 ポール1本で自立し、設営も容易なのが「ティピー」とも呼ばれるワンポールテント。バンドックの「ソロティピー」はソロ向けワンポールの定番モデルの1つです。

 ワンポールならではの設営・撤収のしやすさがポイント。前室スペースも備えています。フライシートにはポリエステルとコットンの混紡生地を採用しており、焚き火の火の粉にも強いといった特徴があります。重さは約4.8kgです。

コールマン(Coleman) インスタントアップドーム/S

 コールマンが2022年シーズン、ソロキャンプを始めたい人向けに発売したワンタッチテント。インナーテントは傘を広げるような感覚で簡単に設営・撤収できます。実売価格も1万円台前半と手ごろ。テントの組み立てに不安がある人や、設営・撤収の時間を短くしたい人におすすめです。

 インナーサイズは約210×90×100(高さ)cmとソロに十分な広さ。荷物置き場などに活用できる前室スペースもあります。フライシートを併用するダブルウォールなので天候の変化にも安心。重さは約4.3kgです。

 こちらのテントやスリーピングバッグ、バーナーなどとキャリーケースがセットになったオールインワンの「ソロキャンプスタートパッケージ」もあります。

DOD(ディーオーディー) ワンタッチテント

 アイデアあふれるユニークなアイテムで人気のアウトドアブランド「DOD」(ディーオーディー)。「ワンタッチテント」は、設営と撤収が簡単なベーシックなテントです。

 収納袋から取り出し、全体を広げて中央部のひもを引くだけでテントが完成。撤収は折りたたみ傘のようにたたんで丸めればOKという簡単さです。

 フライシートのないシングルウォールなので雨にあまり強くはありませんが、天候の良い時期に割り切って使えばとても便利。デイキャンプにも活躍します。1万円以下の実売価格も含め、軽快に使えるテントです。

 収納サイズは約70(幅)×19(奥行き)×19(高さ)cmとやや大きめ。重さは約3kgです。

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