「ラジコンカー」は大人でも夢中になれるおもちゃですが、大人向けの本格モデルは組み立てが必要で、スピードが出るため操作も難しく、メンテナンスなども複雑と、子供が楽しむにはハードルが高いものもあります。
最近では、人気のキャラクターとコラボをしたものや、安全性を考慮したものなど、親子で楽しめるラジコンカーも数多く販売されています。今回は楽しいラジコンカーの中でも、子供でも手軽に楽しめるモデルを紹介します。
子供向けのラジコンカーを選ぶ際には、まず「対象年齢」に注目するのがいいでしょう。子供によっては、操作が複雑なものでも難なく遊んでしまうケースもあるとは思いますが、対象年齢のチェックは必ず確認するようにしましょう。
加えて安全性も大きなポイントです。目安としては、安全に配慮されていることを示すマークがついているものを選ぶのがいいでしょう。
安全性を示すマークは、消費生活用製品安全法により定めた安全基準検査に合格した製品に付いている「PSCマーク」、一般財団法人製品安全協会が定めた安全基準に適合したとして認証されたことを示す「SGマーク」、一般社団法人日本玩具協会の玩具安全(ST)基準に合格した玩具に表示できる「STマーク」の3つが主なもので、玩具には主にSTマークが使用されます。
DEERCの「ラジコンカー DE42」は、ドローンでも人気の中国メーカー「DEERC」のオフロードタイプラジコンカー。高品質の滑り止めタイヤを装備しているため、さまざまな場所で走行可能です。
正面には、LEDヘッドライトを搭載。送信機からLED照明をコントロールできるので、夜間に遊ぶことも可能です。メーカー推奨年齢は6歳以上、送信機、走行用バッテリー、USB充電ケーブル、ドライバーが同梱されています。
キョウショウエッグの「レーシングカートRCマリオ TV021」は、日本の模型メーカー「京商」の、手軽さとホビー性を兼ね備えたブランド「京商EGGシリーズ」のトイラジコン。マリオカートのゲームの中から飛び出してきたような興奮を味わえます。
2.4Ghz仕様のコントローラーで、最大10台同時走行が可能。複数台をそろえて、家族や友達とみんなで楽しむこともできます。対象年齢は6歳以上。バッテリーは内蔵で、送信機は単四形アルカリ電池2本を使用。専用USB充電ケーブルも付属します。
キョウショウエッグの「RCミニ建設機械 ホイルローダー TU026」は、京商EGGシリーズの「RCミニ建設機械シリーズ」のホイールローダーモデル。机の上でも遊べる小さなボディーのため、ミニチュアフィギュアとして飾っておくのもおすすめです。
自分で操作するだけでなく、自動で建機が前後に動きだすデモモードも付いています。なお、バゲット部分は可動ですが、ラジコン操作ではなく、手動となっています。メーカー推奨年齢は8歳以上。RCミニ建設機械シリーズはほかに、ショベルカー・ダンプトラック・クレーン車があり、計4車種をラインアップしています。
童友社の「アクションバギー クレイジーサイクロン」は、名城・兜・みこしなどの渋いプラモでもおなじみの老舗「童友社」のアクションバギー。ひっくり返っても、立ち上がっても、壁にぶつかっても、左右のタイヤを回転させるため、本体の上下が入れ替わりながら走り続けます。
どのような動きで走行するのか予想がつかないため、操縦者だけでなく、見る人も楽しめるラジコンカーでもあります。メーカー推奨年齢は8歳以上。電池は別途購入の必要があり、本体に単四形アルカリ乾電池×4本、送信機に単三形アルカリ乾電池×2本を用意する必要があります。
ラジコンカーの定番としてタミヤは、絶大的な支持を得ています。ある程度ラジコンカーに慣れてきた子供であれば、憧れるブランドでしょう。「タムテックギア」は、組み立て済みの入門シリーズで、中でもこの「グラスホッパーミニ」は、小学校低学年からでも遊べるモデルとされています。
ボディーは、シングルシーターのレーシングバギーをイメージした丈夫なポリカーボネート製。インドア走行をはじめ、アウトドアのオフロードサーキットでも十分な走りを楽しめます。走行には、ある程度広いスペースが必要です。電源は、走行用に単三形アルカリ乾電池4本、送信機用に単三形アルカリ乾電池4本が別途必要。タミヤの「タミヤLF1100-6.6Vレーシングパック(Mサイズ)」の使用も可能です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.