忙しい人向け「自己啓発本」おすすめ5選 書籍PRが「これは……！」と思った本を厳選 売れ筋ランキングからピックアップした、読んでおきたいビジネス書

[南たな子，Fav-Log]

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　出版不況といわれて久しいですが、2020年の書籍の総出版数は6万8608冊。 1カ月にすると約5700冊、1日にすると約190冊も発売されています（出典：総務省統計局）。紙の本だけでなく、デジタルで読める書籍も増えています。こんなにたくさんの書籍の中から、自分が知りたいこと、調べたいことが書いてある書籍を見つけ出すのは大変ですよね。

『仕事の教科書 きびしい世界を生き抜く自分のつくりかた』（出典：Amazon）／『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』（出典：Amazon）

　そこで今回は、作家のエージェント会社で書籍PR担当の丸山隆子さんに、ビジネスパーソンのための「自己啓発本」を紹介していただきました。主にAmazon・楽天市場の売れ筋ランキング上位のものからピックアップしています。いわゆるビジネス書というよりは「働き方」「仕事術」などお仕事との向き合い方について書かれた本を選んでいただきました。ぜひ参考にしてみてください。

丸山隆子（インタビュイー）

作家のエージェント会社（株）アップルシード・エージェンシーで作家と書籍の広報PRを担当。そのほか依頼された企業・サービスのPRなども担当。大学では近現代日本文学を専攻、卒論は寺山修司。

• アップルシード・エージェンシー
• Twitter：@asamarurin

南たな子（インタビュアー）

Fav-Log編集部員として雑誌・書籍や生活家電、キッチン用品などを担当。大学卒業後はテクノロジー関連の専門誌の記者や経済系メディアの記者・編集者として働く一方で、私生活では何とか2児の母をやっています。10年以上クラシックバレエをやりながら、チアダンス部に所属するなど踊り続けてきましたが、いまはチアダンスを習う子供の応援が趣味。また読書も趣味で、好きなジャンルはハードボイルド。大沢在昌作品は見逃しません。愛車はホンダ・フリード。○→著者のプロフィールと記事一覧

『仕事の教科書 きびしい世界を生き抜く自分のつくりかた』

著者の北野さんがこれまで培ってきた「仕事術」を惜しみなく、そして分かりやすく伝えている、正に「教科書」的な本となっています。パワフルなビジネスパーソンを目指す人におすすめしたい1冊！

　人生120年時代、仕事をする時間は人生の圧倒的多数を占めます。そのキャリアのあらゆるステージで役に立つスピードアップ術、文章化術、提案術、セルフコントロール術など、著者の北野唯我さんが編み出した最強のビジネススキルがまとめられています。

『仕事の教科書 きびしい世界を生き抜く自分のつくりかた』（出典：Amazon）

　これがそのまますべてできたら、パワフルなビジネスパーソンになれそう！

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『佐久間宣行のずるい仕事術――僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた』

テレビ局で数々のヒット番組を作った名プロデューサー、佐久間宣行さんの仕事術の本です。10万部を超えるベストセラーで、いまなお売れ続けるビジネス書！

　数ある仕事の中でもテレビ局のADほど辛く、大変な仕事はないとよくいわれます。佐久間さんはそんなAD時代に「たかが仕事、たかが会社」と仕事との向き合い方、考え方を自分なりに創意工夫。いかに楽しくクリエイティブな仕事をするか努力してきた方です。

『佐久間宣行のずるい仕事術――僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた』（出典：Amazon）

　そんな経験から、仕事術編、人間関係編、チーム編、マネジメント編、企画術編、メンタル編の6章で、会社や上司・クライアントと揉めず、最短の道でやりたい仕事をやるために、いますぐできる仕事のコツ62が紹介されています。書籍PRという仕事柄、「企画術」の「企画書はラブレター」というところはとても刺さりました。

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『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』

アドラー心理学や脳科学に基づき「やる気に頼ることなく自分を動かすためのコツ」が書かれた実践的な1冊！　「すぐやらなきゃ」と思いつつ、できずに悩んでいる人必読の書籍です

　書店のビジネス書や自己啓発の棚には必ず「すぐやる人」「すぐやるために」「後回しにしない」といったタイトルが並んでいます。それだけ多くの人が「すぐやらなきゃ」と思いつつ、できずに悩んでいることが分かります。

『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』（出典：Amazon）

　本書は表紙に「意志が弱くても行動できる」と書かれ、ナマケモノのかわいいイラストも相まって、「私でもできるかな？」と思わせてくれる本です。コロナ禍で働き方が変わりテレワークが浸透した現在、会社ではなく家で、しかも周りに上司や同僚もいない環境で、目標達成のために仕事を黙々とする環境に置かれ、多くのビジネスパーソンが「集中力」「行動力」を高めたいと思っているのではないでしょうか。

　かくいう私も目の前にやらねばならない仕事があるときに限って、スマホをつい見てしまって反省する毎日です。この本では、仕事によって働く場所を変えよう、やる気がない時はとにかく手を動かしてみる、などいますぐ実践できるコツが書かれていて、根性論や精神論ではなく、仕事の効率が上がるメソッドが学べます。

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『99％の人がしていない たった1％の仕事のコツ　決定版』

ベストセラー書籍の令和改訂版。コロナ禍を経て働き方が変化した時代に合わせ加筆・修正した「仕事のコツ」の決定版となっています！　「毎日真面目に仕事をしているのに、なぜか評価されない……」と悩んでいる人に読んでほしい1冊

　毎日真面目に仕事をしているのに、なぜか評価されない、成果があがらない……そう感じている人にぜひ読んでほしい1冊です。人材育成の仕事に携わる著者、河野英太郎さんが報われないムダな努力をせずに、仕事のパフォーマンスを上げる方法を具体的に挙げている本書。

『99％の人がしていない たった1％の仕事のコツ　決定版』（出典：Amazon）

　基本的なことをコツコツ積み上げる、報告は結論から伝える、自分に限界を設けない、など金言がちりばめられているのですが、なかでも使ってはいけない3つの言葉「とりあえず」「取り急ぎ」「適当に」は、私も多用していたので気を付けようと思いました。

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『仕事人生あんちょこ辞典：50歳の誤算で見えた「ブレイクスルーの裏技45」』

テレビ局で数々のヒット番組を手掛けたプロデューサーの角田陽一郎さんと広告代理店社員ながらロングセラー『考具』の著者でもある加藤昌治さんが、仕事の悩みについて独自の視点で定義づけした辞典！

　745ページ、厚さ約5cm、重さ約1kgのいわゆる「鈍器本」。“日本初” のお悩み解決「あんちょこ」辞典として、「あ」から「ん」までの仕事の悩みに関するキーワードについて角田さん、加藤さんお2人が解説しています。

　例えば「お」の「オンリーワン−オンリーワンを目指すとロンリーワンになってしまう悲しみが人生にはある。」（角田さん）「他人との比較から脱出しようとした結果、比較に絡め捕られる不思議。」（加藤さん）といった感じ。

『仕事人生あんちょこ辞典：50歳の誤算で見えた「ブレイクスルーの裏技45」』（出典：Amazon）

　国語辞典ではないので完全にお2人の人生から捻出された至言なんですが、それが読んでいてストンと腹落ちします。「仕事人生【感情別】逆引き索引」も付いていて、職場に1冊、家庭に1冊置いておきたい本です。

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