スマートフォンやパソコンは日常生活にとって欠かせないものですよね。常に持ち歩いている人も少なくないでしょう。これらは、充電器やUSBケーブルなどの周辺機器も必要です。そのグッズをまとめて持ち運ぶことができるのが「ガジェットポーチ」です。
ガジェットポーチは、各社からさまざまな商品が販売されています。どれが良いのか迷ってしまう人も多いはず。そこで今回は、「無印良品」と「エレコム」のガジェットポーチを徹底比較していきます。
大学卒業後、大手メーカー系自動車販売会社に勤務。在職中は個人顧客を中心に年間平均60台の新車を販売。自動車保険の見直し提案などの経験も豊富。その後、金融業界に精通した業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事するとともに、2級ファイナンシャル・プランニング技能士およびAFP資格を取得。2018年よりライターとして活動を開始。新車ディーラー業界の裏話やファイナンシャルプランナーの視点から見た車購入アドバイスだけでなく、お得なカー用品やガジェット紹介等も得意とする。私生活では3児とうさぎ2羽の父。【保有資格】2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP(日本FP協会認定)
まずは、筆者のガジェットポーチの中身を紹介します。
筆者のガジェットポーチの中には、ガジェット以外のものも入っています。筆者の性格上、持ち運ぶ荷物の点数を少なくしたいということもあり、このようなことになっています。
ちなみにガジェット関連のグッズをまとめてみると……
となっています。筆者のパソコンはUSB Type-Cで充電できるタイプなので、コンパクトですが、持ち運ぶパソコンによってはメーカー純正の大型の充電器が必要になります。そうなると比較的大きめのガジェットポーチが欲しいところ。
今回は収納力が高いと評判の、無印良品の「ポリエステルガジェットポーチ」と、エレコムのガジェットポーチ「BMA-F01X」を比較レビューします。
まず、無印良品の「ポリエステルガジェットポーチ」を見ていきます。
ガジェットポーチを探すとき、まず最優先に考えるのは「価格」ではないでしょうか。無印良品の「ポリエステルガジェットポーチ」の販売価格は990円(税込、以下同)と、非常にリーズナブル。これなら購入しても良い、と思う人も多いのではないでしょうか。
また、無印良品らしいシンプルなデザインで、外に出しても主張が少ないのも高評価です。カラーは黒とグレーの2色展開です。
無印良品のポリエステルガジェットポーチのサイズは、約20(幅)×9(高さ)×6(マチ)cmとコンパクトです。前述した筆者のガジェットグッズと生活グッズを入れても、まだ若干のゆとりがあります。
ガジェットだけを入れる、ということであれば、長めの充電ケーブルや大きめのACアダプター、マウスなども余裕で入るでしょう。
ポーチの中には、ちょうど中心部に面ファスナーのベルトが付いています。このベルトですが、メーカー純正の大きな充電アダプターの本体を固定するのにぴったりです。
ポーチから充電器を出さずに使用できるので、外出先などでスマートにパソコンを使うことができます。
今回、無印良品のガジェットポーチと比較したのは、パソコンの関連用品メーカーとして有名な「エレコム」のガジェットポーチ「BMA-F01X」です。Amazon.co.jpでのレビュー評価も高く、サイズ感は無印良品のガジェットポーチと近いです。
上の写真は、エレコムのポーチのファスナーを全開にして開いたところです。ガバっと180度開くので、何がどこに入っているのか一目で分かります。また、パソコン用品を扱うメーカーが作っているからでしょうか、メッシュで仕切られた収納のサイズ感に気遣いを感じられるのも高評価です。
ファスナーが付いている場所にも収納できるので、無くしやすいUSBメモリなどを入れてもよいでしょう。サイズは、約25.6(幅)×16(高さ)×7(マチ)cmと比較的コンパクトですが、収納力が高いのが魅力です。
上の写真はメーカー公式のものです。この使い方がベストのように感じます。
中のグレー部分は、柔らかいマイクロファイバーのような生地になっており、クッション性があります。充電器やマウスなど、ちょっとした衝撃で壊れそうなガジェット類を保護してくれるでしょう。
リュックなど、中で荷物が動きやすいバッグにポーチを入れても、安心ではないでしょうか。
筆者が日常的に持ち歩いているガジェット類を入れたらどうなるのか、試してみました。
ガジェットや目薬など、筆者の持ち物を全て入れてみました。意外と収納力を感じられません(筆者の荷物量が多すぎるせいかもしれませんが……)。そこで、ガジェットと最低限のものだけを入れてみたら、以下の写真のようになりました。
非常にすっきりした印象になり、どこに何が入っているのか分かりやすくなりました。筆者のような「なんでもごちゃ混ぜ」のような収納の仕方だと、エレコムのガジェットポーチの性能を十分に発揮できないようです。
やはりメーカー公式のような使い方がベストだといえます。ガジェットと生活用品類は分けた方がシンプルで使いやすい印象です。
それでは、無印良品とエレコムのガジェットポーチを実際に並べて、サイズや重さなどを比較してみます。
まずはサイズ感から見ていきます。両者のサイズは以下の通りです。表記上では、若干エレコムの方が大きいでしょうか。
2つを重ねてみると、寸法上のサイズ感は思ったほど感じられませんでした(無印のポーチは使用頻度が高いので、生地が伸びているかもしれません)。
横から見てみると、エレコムの方が「守ってくれそう」な印象を受けるガッチリ感があります。
できる限り荷物は軽くしたいので、ポーチそのものの重さも重要ですよね。何も入っていない状態の重さを比較してみました。
無印のガジェットポーチは約68g、エレコムのガジェットポーチは約101gでした。約33gの差がありました。やはり、緩衝材が厚めに入っているエレコムのポーチが重いのは仕方がないことです。
実際に比較をしてみたところ、無印にもエレコムにも特徴があり、使い勝手が違うことが分かりました。自身の用途や入れるものに合わせて選ぶ必要がある、ということになりそうです。
意外にも、ガジェットポーチとして活用できるのが、無印良品の「ナイロン手付ポーチ・薄型」です。
もともとは化粧品などを収納するためのポーチなのですが、知り合いが使っており高評価とのことだったので、購入して使ってみました。
化粧品を入れるために作られているので、液体などがこぼれないようにポーチ自体が倒れにくい作りになっています。
化粧品ではなくガジェット類を入れても倒れにくいので、狭いデスクでも邪魔になりません。
筆者の持ちもの全てを入れてみました。少々ごちゃっとしてしまいますが、十分な容量です。
ガジェット類だけ入れて使う用途としては重宝しそうです。
自立する構造なので多少底面が重くなっているようで、約20.5(幅)×12.5(高さ)×6(マチ)cmというコンパクトサイズの割には重めです。約85gでした。
自立することを考慮すれば軽いのかもしれません。
ガジェットポーチは、安価で高性能なものが多く出回っています。自身が何を入れてどのように使うかによってポーチ選びも変わってきますので、比較対象として本記事が参考になれば幸いです。
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