行ってよかった「神秘的な登山スポット」5選 エメラルドに輝く湖やコケむす森……幻想的な美しさ【2023年7月版】

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　今にも妖精が顔を出しそうな森や、ブルーに輝く湖、朝日に輝く山並みなど、登山中にはしばしば神秘的なスポットやシーンに出会います。まるで夢を見ているかのような美しい景色は写真で見るのも良いですが、実際に足を運んで五感を使って味わえば、大きな感動を得ることができますよ！

神秘的な絶景が楽しめる登山スポットはたくさん

　今回は、登山好きライターが実際に行ってよかった「神秘的な登山スポット」を紹介。山行で使ったギアもあわせて紹介するので参考にしてみてください。

おかだあきほ

フリーランスライター兼アウトドアショップスタッフ。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。勤務するアウトドアショップのお客さまから寄せられるお悩みや自身の山体験を生かし、リアルで深い内容を発信！　リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。

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神秘的な登山スポット：屋久島・白谷雲水峡

　緑豊かな亜熱帯雨林や、コケ植物などの豊かな生態系が広がる鹿児島県にある「屋久島」。世界自然遺産にも登録されており、森の中には神秘的な場所が数えきれないほどあります。特におすすめの神秘的なスポットは「白谷雲水峡」。

　岩や杉の木などあたり一面にコケがむしていて、岩の隙間から湧き水が流れる様子は、現実世界とは思えないほどの美しさです。筆者も、あまりの幻想的な様子にしばらく立ち尽くしてしまいました。

静かで落ち着いた雰囲気が味わえる屋久島・白谷雲水峡

　ここは、映画「もののけ姫」の舞台になったことでも知られているため、ジブリ好きにもおすすめしたいスポット。しっとりとしたコケの間から「こだま」がひょっこり顔をのぞかせているかも？

　屋久島には他にも、高さ25.3m、太さ16.4mもの巨大な縄文杉や、見上げるとハート型に見えるウィルソン株など、自然の雄大さや面白さを感じるスポットがたくさん。初心者も安心して活動できるガイドツアーなどもあります。

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神秘的な登山スポット：日光白根山

　標高2578mの「日光白根山」は、栃木県と群馬県の境目に位置する日本百名山の一つ。神秘的なスポットとして紹介したいのは、エメラルドグリーンに輝く「五色沼」。日光白根山や五色山などに囲まれているせき止め湖です。水位の差や天候、季節によって水の色が変わるため、五色沼と呼ばれているようです。

エメラルドグリーンに輝く日光白根山の五色沼

　山頂付近や一部登山道からも眺めることができるほか、ほとりまで下りて近くで見ることもできます。筆者のおすすめは、山頂付近から五色沼を見下ろすこと。山の中にポツンとあるオアシスのような様子が、神聖な雰囲気を演出しています。

　山頂付近で腰を下ろして、昼食を食べながら五色沼を眺めるのもよいですね。水の色は見る角度によっても変わるため、山頂付近から五色沼方向に下山しつつ、水の色の変化を見るのも楽しいですよ！

神秘的な登山スポット：八幡平

　「八幡平（はちまんたい）」は、日本百名山の一つで、秋田県と岩手県の間にある1614mの登山スポットです。広くなだらかな高原の中に山頂があり、遊歩道を使って周遊することができます。

　登山口のすぐそばまで車で行くことができ、トイレや売店なども完備されています。また、登山道はアップダウンがあまりないため、普段登山をしない人も気軽に行くことができます。

静かにマイナスイオンを感じられるスポット・八幡平

　八幡平は「ドラゴンアイ」と呼ばれるスポットが人気。青い水の中心に白い雪が浮かび、まるで竜の目のように見える神秘的な名所です。ドラゴンアイは、八幡平に積もった雪がとけ始める5〜6月にしか見ることができませんが、この時期以外の八幡平も幻想的な雰囲気でおすすめです。

　筆者が訪れたのは紅葉時期の10月。草木が黄色に色づき、落ち着いた印象でとてもきれいでした。また、この日は登山者がほとんどおらず静かだったため、広大な土地にポツンと自分たちだけがいるような、異世界に迷い込んだような感覚になりました。

神秘的な登山スポット：白馬大池

　「白馬大池（はくばおおいけ）」は、長野県北安曇野郡にある標高2379mの池。栂池自然園から約5時間ほどで到着可能です。ほとりには山小屋があり、小屋泊やテント泊ができます。

　池の近くの眺めも穏やかで落ち着きますが、神秘的なスポットが好きなら、そこから少し登ったところにある標高2612mの船越ノ頭周辺から白馬大池を見下ろすのがおすすめ。天気が良ければ、遠くまで広がる雲海と池を一緒に眺めることができます。

神様が降臨しそうなほど幻想的な白馬大池

　写真は、船越ノ頭に向かう登山道から、白馬大池方面を写したもの。日の出すぐの時間で、雲海や池がキラキラと太陽に照らされています。あまりの美しさに思わず息をのみ、神様が降りてくるのかと思ったほどです。日の出時間は大池が金色に輝きますが、昼間は青々としています。このように、眺める時間帯によって水の色の変化を楽しめるのも白馬大池の魅力です。

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神秘的な登山スポット：尾瀬

　「尾瀬（尾瀬ヶ原）」は、福島県と群馬県にまたがる本州最大の湿原地帯です。標高は1400mで、周辺には日本百名山である燧ヶ岳（ひうちがたけ）や至仏山（しぶつさん）、会津駒ヶ岳（あいづこまがだけ）などがあり、多くのハイカーでにぎわいます。

　尾瀬は湿原の美しさや、いたるところに咲き誇るミズバショウなどが魅力。自然保護のために設置されている木道を歩きながら、湿原や季節のお花などを間近で眺めることができます。木道はほとんどが狭い1本道のため、平行して歩く人がいないのが特徴。そのため、前に人がいない場合は景色を独り占めしているようなうっとりとした気分になれます。

美しい湿原や貴重な花、日本百名山の山姿など見どころいっぱいの尾瀬

　昼間も気持ち良く歩くことができますが、早朝でまだ霧が晴れていない時や、雨の日もおすすめです。晴れの日とはまた違う、しっとりとした雰囲気を味わえます。雨にぬれた花は艶やかに見え、写真写りもよくなりますよ。

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　湧き水をフィルターに通すことで、安心して飲めるように浄水するアイテム。屋久島など、自然のなかで水をくむスポットで活躍します。

スノーピーク チタンシングルマグ

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　軽量なチタン製のマグカップ。のんびりと神秘的な景色を眺めながらコーヒータイムを過ごすのにぴったりです。

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　白馬大池など、高山でも暖かく眠れる保温性の高い寝袋。寝返りも打ちやすく、寝袋初心者にもおすすめです。

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