「テント」はキャンプに欠かせないアイテム。道具をそろえる初期費用を抑えるため、なるべくリーズナブルなものを選びたい人も多いのではないでしょうか? とはいえ、ただ安いだけでなく、使い勝手やデザインの良さを兼ね備えたものを選びたいもの。
今回は、ファミリーキャンプにおすすめの「リーズナブルなのに優秀なテント」を5つ紹介します。テントを選ぶ際のポイントも解説するので、これからキャンプを始めたい家族は、ぜひ参考にしてください!
フリーランスライター兼アウトドアショップスタッフ。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。勤務するアウトドアショップのお客さまから寄せられるお悩みや自身の山体験を生かし、リアルで深い内容を発信! リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。
テントを選ぶ際にはまず「何人用か」をチェックし、家族の人数やキャンプスタイルに合わせたものを選びましょう。大型のテントになるほど重くなり、設営が難しくなります。小さすぎても快適に過ごせませんが、大きすぎるのもNG。使いたい人数マイナス1〜2人ほどの収容人数のテントを選びましょう。
商品ページに収容人数の記載があったとしても、実際の組み立てサイズを確認してから購入するのがおすすめ。例えば「5人用」のモデルだったとしても、組み立ててみたら案外小さかった……なんてことも。インナーテントを組み立てた時の床面積を確認して、余裕を持って家族全員が横になれるサイズを選びましょう。
テントの重さや簡単に設営できるかもチェックするポイントです。テントは構造によってポールの量や長さ、テントシートの大きさが異なるため、同じようなサイズでも10kg以下のモデルもあれば、20kgを超えるモデルも。
構造が複雑で重くなればその分設営も難しくなり、持ち運びも大変になるため、いつの間にかキャンプに出かけるのがおっくうになってしまう可能性もあります。
初心者なら、1〜2人で簡単に組み立てられるシンプルな構造で軽いものを選ぶのがベター。キャンプ場で手間取らずに設営できれば、その分、自然の中でのんびり過ごす時間がたっぷりとれます。
安全にテントを使うためには、耐久性や耐風性、防水性も重要なポイント。特にリーズナブルなモデルを購入する際には、耐久性の高い素材を使っているか、水を弾く素材や加工を採用しているかなどを、きちんと確認することが大切です。
森の中や湖畔など、大自然では突然の雨や強風にさらされることもしばしば。タフで防水性もあるテントを使っていれば、そういった過酷な環境から身を守ってくれるため、安全にキャンプを楽しむことができます。
キャンプ好きなら知らない人はいないブランド・コールマンのエントリーモデルで、4〜5人用のテント。ベーシックな構造で、テントに慣れていなくても簡単に設営できるため、初めて購入するモデルとしてもおすすめです。
ショッピングサイトでは2万円前後から販売されていて、リーズナブルながらも耐水圧が約1500mmあり、雨の日でも浸水することなく快適に過ごせます。
テントの入り口前には、ひさしが標準装備されているため、タープを用意しなくても日光を遮れるのがうれしいポイント。ひさしを立てるためのポールやペグ、ハンマーも付属しているため、別売りで小物をそろえる必要がなく、初期費用を抑えることができます。
キャンプ好きが憧れる三角屋根のワンポールテントも、ショッピングサイトで2万円前後から購入可能。ユニークでおしゃれなアウトドアギアを生み出すDODから発売されており、自然になじむようなかわいらしいカラーリングが人気です。
インナーサイズは約330(幅)×290(奥行き)×200(高さ)cm、約5人用と家族でもゆったり使えるサイズながら、重さはわずか4.5kg。ポールが少なくシンプルな設計である分、この軽さが実現しています。専用のキャリーバッグに入れれば、コンパクトに持ち運びできるので、女性でも楽に運べるのが魅力です。
テント上部には2カ所のベンチレーター(通気口)があるほか、インナーテントは全面メッシュ素材のため通気性抜群。暑い夏でも快適に過ごせます。
キャンパーズコレクションは、家電や生活用品を手がける山善から生まれたアウトドアブランド。ユーザー目線に立った、リーズナブルなキャンプアイテムをラインアップしています。
「キャノピーテント5」は、4〜5人用のモデルです。一般的なドームテントよりもやや台形のシルエットのため圧迫感がなく、複数人で使っても広々と過ごすことができるのが魅力。前室が広く、タープのようにも使用可能です。
前後に出入り口があり、どちらも大きく開くため出入りがしやすいうえ、風が流れるのでテントの中に熱気がこもりにくい構造。夏のキャンプにも重宝しそうです。ショッピングサイトでは1万5000円前後から販売されています。
日本発のアウトドアブランド・パイクスピークが手がけた4〜6人用の大型テント。大人5人が横並びで寝られるほどのゆったりとしたスペースを備え、高さも170cmと圧迫感のないサイズ。テント内での着替えや荷物の出し入れがしやすく、背の高い人でも快適に使えます。
耐水圧は2000mmと、急な雨や夜露にも耐えられるスペック。前室にベンチレーションがついており風通しが良いため、強風でもテントが揺れにくく安心して過ごせるのもポイントです。
大型テントには珍しく、3色展開なのも見逃せないポイント。他のギアと色味を合わせてそろえれば、テントサイトがおしゃれにキマります。ショッピングサイトでは2万円台前半から販売されています。
キャプテンスタッグの4〜5人用テント。一般的なドーム型で、大人4人ほどがゆったりと寝られるサイズ感です。高さは155cmとやや低めではあるものの、その分強度が強く、風が吹いてもテント全体が揺れたり、壊れたりしにくいのがメリット。
さらに大きく開く前室がついているため、タープいらずなのもうれしいポイントです。荷物の削減につながります。
インナーテントには、通気性と撥水性を兼ね備えた素材を使用。さらに、上部と左右下部がメッシュになっているため、湿度の高い季節でも快適に使えます。部分ごとにポールの色が違うため、テントの設営に慣れていなくても迷わず組み立てられるのも魅力。ショッピングサイトでは2万円台から販売されています。
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