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関東から行きやすい「9月から紅葉が楽しめる登山スポット」おすすめ5選 色鮮やかな絶景が楽しめる【2023年9月版】

» 2023年09月10日 08時00分 公開
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 暑さも落ち着いてきた9月。いよいよ標高の高い山を中心に、紅葉シーズンが始まります。遠くまで広がる紅葉の絨毯(じゅうたん)や、登山道の中でブナやモミジが作る紅葉のトンネルなど、この時期だけの風景はとても美しく見応え抜群なので、山や植物が好きならぜひ一度見に行ってほしいもの。

9月から紅葉が楽しめる登山スポット 9月ごろから紅葉が楽しめる登山スポットを紹介

 そこで今回は、関東からもアクセスが良く、9月ごろから紅葉が楽しめる登山スポットを5つ紹介します。どのスポットも絶景が楽しめるので、気になるところに出かけてみてはいかがでしょうか?

おかだあきほ

おかだあきほ

フリーランスライター兼アウトドアショップスタッフ。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。勤務するアウトドアショップのお客さまから寄せられるお悩みや自身の山体験を生かし、リアルで深い内容を発信! リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。

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9月から紅葉が楽しめる登山スポット:尾瀬

 「尾瀬(おぜ)」は、群馬県や福島県、新潟県、栃木県にまたがる大きな湿原。日本百名山である燧ヶ岳(ひうちがたけ)と至仏山(しぶつさん)があり、季節を問わず多くの人でにぎわいます。

 そんな尾瀬では、9月上旬ごろから標高の高い燧ヶ岳と至仏山の紅葉が、9月中旬ごろから尾瀬ヶ原の草紅葉が始まります

 特に、尾瀬ヶ原の草紅葉はとても人気。草原が黄金色になり、尾瀬ヶ原に群生するキンコウカは赤色に近いオレンジ色に色づき、温かみのある風景が楽しめます。

 さらに、池塘(ちとう:湿原にできる池沼)の中にハスのように浮かぶヒツジグサもオレンジ色や黄色に変わり、まるで灯篭を水に浮かべているかのよう! モミジやブナなどの木々の紅葉とは一味違った、ノスタルジックな風景が魅力です。

 尾瀬は美しい景色の他にも、こだわりの美味しいご飯が食べられたり、のんびりと静かなひとときが過ごせる山小屋が多くあったりするのも魅力の一つ。ぜひ紅葉狩りと合わせて楽しんでみてください。

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9月から紅葉が楽しめる登山スポット:那須岳(茶臼岳)

 「那須岳(茶臼岳)」は、栃木県にある那須連山の主峰で、標高は1915m。9月下旬〜10月上旬ごろから始まる紅葉シーズンには、多くの人でにぎわう人気の登山スポットです。

 ドウダンツツジやナナカマド、カエデなどが赤色やオレンジ色に染まり、山肌がにぎやかな雰囲気になります。活火山であるため、山の間から煙がモクモクと上がる様子も合わせて楽しめるのは、那須岳ならではです。

9月から紅葉が楽しめる登山スポット 那須岳(茶臼岳)(出典:那須ロープウェイ

 多くの人が集まる理由は、アクセスの良さや、登りやすさにもあります。東北新幹線やJR宇都宮線も停車する那須塩原駅から那須ロープウェイまでは路線バスが運行しており、那須岳(茶臼岳)の9合目まで上がることが可能。

 そこから山頂まではわずか1時間のため、普段登山をしない人も多く訪れるのです。ロープウェイから紅葉を見下ろすのも、登山とはまた違った開放感や爽快感があるのでおすすめです!

9月から紅葉が楽しめる登山スポット:日光白根山

 「日光白根山」は、栃木県と群馬県の間にある日本百名山。標高が2578mと高いことから、9月中旬ごろから紅葉シーズンに突入し、10月下旬ごろまで楽しめます

 日光はもともと紅葉の名所として人気ですが、日光白根山は紅葉の絨毯を見下ろせるのが特徴。また、青々と輝く五色沼や弥陀ヶ池(みだがいけ)などの湖沼が、紅葉の風景をより幻想的にしてくれ、多くの登山者をひきつけています。

 標高が高いものの、ふもとの丸沼高原から2000m付近までは日光白根山ロープウェイを使って一気に登ることができるのも魅力。ロープウェイで空中散歩をしながら紅葉を見下ろすことも可能です。

9月から紅葉が楽しめる登山スポット 日光白根山

 ロープウェイ降り場である山頂駅展望台から日光白根山頂までは約3時間の登り。危険箇所は少なく初心者にもおすすめです。森林限界である2500mを超えたあたりからは一気に視界が開け、紅葉を間近に眺めながら開放的な山歩きが楽しめます。

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9月から紅葉が楽しめる登山スポット:涸沢カール

 「涸沢(からさわ)カール」は、北アルプスの長野県側に位置する標高2300mの登山スポット。山小屋やテント場もある紅葉の名所で、ピーク時には1000張りものテントが立つこともあるほどの人気スポットです。

9月から紅葉が楽しめる登山スポット 涸沢カール

 多くの人をひきつける理由は、なんといっても大迫力の景色です。涸沢カールは、氷河によって作られたすり鉢状の地形。スプーンですくったように削られた山肌の下部には高山植物が広がり、9月以降の紅葉シーズンになると赤や黄色に色づきます。

 カール上部はギザギザとした岩が剥き出しになり、厳かな雰囲気を醸し出しているからこそ、柔らかな紅葉がほっと心を落ち着かせてくれるよう。この景色が忘れられず、毎年紅葉時期に涸沢カールを訪れるファンも多くいるほどです。

 涸沢カールへは、上高地バスターミナルから約6時間歩いて向かいます。途中の横尾までは平坦ですが、そこからは本格的な登山。上高地と涸沢カールの往復は日帰りが難しいため、横尾周辺や涸沢カールで宿泊をするように計画しましょう。

9月から紅葉が楽しめる登山スポット:木曽駒ヶ岳

 標高2956mの「木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ)」も、例年9月〜10月ごろに高山植物の草紅葉が始まるスポットです。木曽駒ヶ岳登山の起点となっている千畳敷(せんじょうじき)カールも、先述の涸沢カール同様におわん型の地形で、ゴツゴツとした岩と紅葉を一度に楽しめるのが特徴

 千畳敷カールまではふもとから駒ヶ岳ロープウェイを使って一気に標高を稼ぐことができるので、その点では涸沢カールと比べて難易度が低め。初心者や体力に自信がない人でも挑戦しやすいスポットです。

9月から紅葉が楽しめる登山スポット 木曽駒ヶ岳

 木曽駒ヶ岳といえば、夏の青々としたカールの景色や、可憐な花が咲き誇るお花畑も人気。9月以降の紅葉時期には、夏シーズンと全く異なった景色が楽しめるため、2つの季節の違いを比べるのも楽しみ方の一つです。

 ただし、標高が高いため、紅葉シーズンには5〜10度ほどにしかならない日もあります。防寒対策をしっかりして紅葉狩りを楽しみましょう!

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KVASS アウトドアチェア

 のんびりと紅葉を眺めるには、軽量でコンパクトな椅子があると快適です。

Naturehike テント 2人用

 涸沢では、紅葉を眺めながらゆっくりとテント泊をするのがおすすめ。Naturehikeのテントは軽量かつリーズナブルで初心者にもぴったりです。

SOL エマージェンシーヴィヴィ

 紅葉の時期は肌寒い日も多いため、防寒対策が必須。緊急用のエマージェンシーシートもあると安心です。

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