現在放送中の注目作『シャングリラ・フロンティア』など、Amazonプライムで追っかけで見られるアニメおすすめ3選【2023年11月版】

[木島祥尭，Fav-Log]

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　10月から始まった秋アニメですが、皆さんはどの作品を追っかけて見ていますか？　初回が金曜ロードショーで放送された『葬送のフリーレン』が注目を集めていますが、その他にも今期はさまざまな注目作が登場しています。

『シャングリラ・フロンティア』（出典：Amazon）

　今回は現在放送中の秋アニメからAmazonプライムで見られるおすすめ作品をピックアップしました。11月からでも十分に追いつけますので、気になる作品があればぜひ視聴してみてください。

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木島祥尭

フリーライターとして、家電、家具、アニメ等の記事を担当。大学時代から小説や脚本などの創作活動にはまり、脚本では『第33回シナリオS1グランプリ』にて奨励賞を受賞、小説では『自殺が存在しない国』（幻冬舎）を出版。なんでも書ける物書きの万事屋みたいなものを目指して活動中。最近はボクシングをやりはじめ、体重が8kg近く落ちて少し動きやすくなってきました。好きなのものは、アニメ、映画、小説、ボクシング、人間観察。好きな数字は「0」。Twitter：@kirimachannel

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Amazonプライムのおすすめ秋アニメ：『アンダーニンジャ』

　『ボーイズ・オン・ザ・ラン』や『アイアムアヒーロー』などで知られる漫画家・花沢健吾原作のアニメ『アンダーニンジャ』。忍者を中心に描かれる陰謀渦巻くダークな世界観でありながら、低体温なノリで展開される独特なギャグが楽しめる異色の1作です。

『アンダーニンジャ』（出典：Amazon）

　舞台はGHQによって解体させられたはずの忍者が、実は現代でも暗躍しているというパラレルワールド的な設定の日本。石を投げれば忍者に当たると言われるほど、そこかしこに忍者は存在しており、その数はおよそ20万と言われるほど。

『アンダーニンジャ』（出典：Amazon）

　国家によるシビリアンコントロール下にない「NIN（National Intelligence of NINJA）」と呼ばれる忍者組織は密かに活動を続けており、官民のあらゆるところに潜伏し、人々の監視から暗殺や破壊活動まで行っていました。しかし、忍者組織は彼らだけではなく、通称「UN（アンダーニンジャ）」と呼ばれる別の組織の存在も見え隠れします。

　さまざまな思惑の中、ほぼニート状態で生活していた主人公の下忍・雲隠九郎（くもがくれくろう）はある任務を任されることになり、忍者として動き始めるのですが……。

『アンダーニンジャ』（出典：Amazon）

　ストーリーはシリアスですが、キャラクターの言動はシュールそのものです。雲隠は人の名前を聞いては名字ランキングで自分より上か下かを気にしていたり、敵を指さし「あいつはフリーザみたいに最終形態まで変身してシンプルな顔になるとみた」などメタ発言を繰り返したりします。

『アンダーニンジャ』（出典：Amazon）

　その他わけあって隣人女性の下着を装着してしまった中年男・大野や、公園で子供たちに母乳飲むかと迫る中年男・母乳おじさんなど魅力たっぷりの人物が多数登場するなど、笑わずにはいられない今期注目の1作です。

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Amazonプライムのおすすめ秋アニメ：『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』

　美少女と美少女ゲームをこよなく愛するイラストレーター・秋里コノハを中心に描かれるお仕事アニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』。単なるお仕事ものではなく”タイムリープ”という超展開が合わさった予測不能な1作となっています。

『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』（出典：Amazon）

　ヒロインのコノハは暇さえあれば美少女のことを考えてしまうほど、美少女ゲームに対する熱い思いを抱えた女の子。しかし、現実は厳しくソシャゲやラノベ、Vtuberなどさまざまなライバルコンテンツの出現により、美少女ゲームは窮地に追い込まれ、コノハが思い描いていたような夢のある壮大な作品を手掛けることは難しくなっていました。

『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』（出典：Amazon）

　美少女ではなくおじさんの後ろ姿をぬる日々……理想からはかけ離れた日常に落胆していたコノハは、ある日見知らぬ小さなゲームショップに遭遇。そして店主のおばあさんから譲り受けた美少女ゲーム黄金時代の名作『同級生』のパッケージを開けた瞬間、コノハは突如別の時代にタイムリープしてしまいます。

『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』（出典：Amazon）

　コノハがタイムリープした先は、美少女ゲーム黎明期の1992年。突然の出来事にパニックになりながらも、とある出会いからコノハは美少女ゲームメーカー「アルコールソフト」で念願の美少女ゲームの開発へ参加することになるのですが……。

『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』（出典：Amazon）

　Keyの『Kanon』をはじめ実際の名作ゲームが紹介される他、タイムリープの仕組み、1992年当時のツールや技術など物語に深みを与えてくれる要素が満載です。理想の仕事ができず歯がゆい思いをしている人すべてに捧げるパッションあふれる1作となっています。

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Amazonプライムのおすすめ秋アニメ：『シャングリラ・フロンティア』

　フルダイブ型VRゲームが主流となった未来の世界を舞台に描かれる『シャングリラ・フロンティア』。いわゆる”クソゲー”をこよなく愛する主人公・陽務楽郎（ひづとめらくろう）が、全世界3000万人がプレイする神ゲー「シャングリラ・フロンティア」と出会い、仲間と共に冒険を繰り広げる物語です。

『シャングリラ・フロンティア』（出典：Amazon）

　その魅力はズバリ、ゲーマーなら誰もが共感してしまうような”ゲーム体験のあるある要素”が凝縮されているという点です。

　「シャングリラ・フロンティア」のゲーム内では、職や容姿、装備などを細かくキャラメイクしたり、敵から奪った武器の耐久度を確認したり、エネミーによっては大きな経験値が得られたり、攻撃パターンを分析して戦いを組み立てたりと……ゲーマーにとってはおなじみのゲーム体験が用意されています。

『シャングリラ・フロンティア』（出典：Amazon）

　こうした親近感を感じさせるあるある要素を提示しつつ、現実ではまだ実装できないようなVR用の広大なフィールドや自由なプレイスタイルなどが実現されており、「将来こんなゲームができたらいいな」と夢を見させてくれるのも魅力的なポイントです。さらに戦闘シーンはキレの良い作画で表現されており、アニメならではの良さも楽しめます。

『シャングリラ・フロンティア』（出典：Amazon）

　主人公の”クソゲーハンター”設定も今作の特徴の1つです。陽務は普通ならさじを投げるようなクソゲーをあえてプレイし、イライラしながらもクリアした時に訪れる得も言われぬ解放感を感じることを至上の喜びとしている人物。

　彼が紹介するクソゲー要素には、透明化バグや壁通り抜けバグ、当たり判定無しバグなど、ゲーマーならどこかで味わったことのあるものが多く、そのイライラ要素に共感してしまう人も少なくないはずです。

『シャングリラ・フロンティア』（出典：Amazon）

　数々のある意味難易度が高いクソゲーをプレイしたからこそ、きたえられた陽務のプレイヤースキルが神ゲーでどのように生かされるのかが注目となる1作です。

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