KDDIのオンライン専用プラン「povo2.0」では「トッピング」という名称で、さまざまなオプションサービスが展開されています。
このトッピングのなかには、一部のサブスクリプションサービスをお得に利用できる「コンテンツトッピング」というカテゴリも存在しています。
ここではpovo2.0の基本的な特徴とコンテンツトッピングの概要について、3つのポイントでチェックしていきます。
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
「povo2.0」はKDDIが2021年9月から提供している通信プランで、毎月の基本料が0円であることが特徴です。180日間以上有料トッピングの購入がない場合、利用停止や契約解除になるという注意事項こそありますが、うまく管理できれば維持費をグッと抑えられます。
ただし、povo2.0には高速通信のためのデータ通信量が備わっていません。通信量は「データトッピング」として都度購入する仕組みになっており、必要な期間・量に応じて選択できます。
例えば、有効期限30日間の20GBの通信量を購入する場合の料金は2700円(税込、以下同)です。その他のデータトッピングを含めた具体的な選択肢は以下の通りです。
そんなpovo2.0で利用できるコンテンツトッピングには、現在、2種類の選択肢が用意されています。
1つは「DAZN使い放題パック」(1145円/7日間)です。これを購入すると、スポーツ動画の視聴サービスであるDAZN(ダゾーン)の利用と、DAZNに関するデータ通信が7日間限定で使い放題となります。
もう1つは「smash.使い放題パック」(220円/24時間)です。こちらは購入完了から24時間、音楽・ドラマ・アニメ・バラエティなぢ、さまざまな短尺の映像作品を視聴できる「smash.」の有料プランの利用と、それに関するデータ通信が使い放題となります。
povo2.0のコンテンツトッピングを利用するメリットは、一定の期間に集中して動画視聴サービスを利用する場合に、料金を大きく抑えられるということです。
例えば、DAZNのスタンダードプランは、月額4200円します。一括払いの年間プランも用意されていますが、料金は3万2000円。特定の大会やシーズンだけ視聴したいという場合、povo2.0のトッピングを使えば1145円/1週間で済みます。毎月、2週間分使うと仮定しても、年間2290円×12=2万7480円で済むわけです。
また「smash.」の場合は、povo2.0のコンテンツトッピングでの料金は220円/24時間。通常の月額料金が550円なので、3日間以上使うならば通常契約の方が安価ということになります。
自分の視聴したいスポーツや大会を明確にしたうえで、視聴する場合の期間と利用料金を考えて契約するのが、お得にサービスを利用するコツとなりそうです。
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