アマゾンジャパンは2024年7月、スマートスピーカーの新モデル「Amazon Echo Spot」を発売しました。スマートスピーカーを探している人ならば、要検討の一台でしょう。
同社は「Amazon Echo(アマゾン エコー)」ブランドでさまざまなスマートスピーカーを展開してきたので、このEcho Spotがどのような位置づけになるのかは理解しておきたいところ。そこでここでは、同製品について、3つのポイントを追って特徴を解説していきます。
井上晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
Amazon Echo Spotシリーズは、2018年7月に第1世代モデルが発売されました。その特徴は、円形の小さなスクリーンが備わったスマートスピーカーであり、最小限の情報を目で確認できることがポイント。当時の価格は1万4980円(税込、以下同)でした。
そして6年が経ち、2024年7月に発売されたのが、今回の第2世代モデルの「Amazon Echo Spot」です。こちらの通常価格は1万1480円であり、第1世代モデルの登場時よりも、手頃感が強まっています。デザインは変更されていて、ボディは円形のままですが、画面は円形ではなく半円になっています。
ちなみに、製品名は過去モデルと同じなので、WebやECサイトを検索する際には間違えないようご注意ください。
今回のAmazon Echo Spotは、Echoシリーズのなかでも「スマートアラームクロック」としての位置付けが強調されています。
半円になったディスプレイのサイズは、2.83インチと小さく、解像度も320×240ピクセル。画像や動画など、多様なコンテンツを表示して楽しむようなデバイスではありません。
基本的には、いくつかのパターンでの時刻表示や天候表示を確認するのが、画面の主用途だと思っておくと分かりやすいでしょう。
ディスプレイが小さく、表示される情報も限られるため、余計なホームコンテンツ(コンテンツのレコメンド)は表示されません。また、動画視聴や楽曲の歌詞表示などにも適さないので、寝室で使ったり、デスクサイドなど集中力を保ちたい場所に設置したりするのに向いている端末だと言えます。
Amazon Echo Spot は、当然Alexaでの操作に対応しています。例えば、アラームやタイマーをセットしたり、楽曲を再生したり、スマート家電(例えば照明など)を操作するハブとして活用したりするような運用が可能です。
一方で、同じくEchoシリーズのスマートディスプレイである「Echo Show」シリーズが備えているようなカメラはありません。つまり、Amazon Echo Spotは、プライバシーを気にする寝室などに設置しやすい端末というわけです。ただし、ビデオ通話用の端末やネットワークカメラ代わりに使うのに適さないので、想定用途にズレがないかの確認はお忘れなく。
ちなみに、もし動画視聴やビデオ通話、ネットワークカメラなどの利用を考えている場合には、Echo Showシリーズなどが候補に挙がります。
反対に、画面の時刻表示なども不要という場合には、エントリーモデルのEcho Popなども検討してみると、より予算を抑えられるでしょう。
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