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スマホライターが2024年に注目した「コスパに優れたスマートフォン」3選 AI機能てんこ盛りのPixelや折りたたみデビューにおすすめのモデルなど

» 2024年12月27日 07時00分 公開
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 最近のスマートフォンは高すぎる――そう感じる人におすすめなのが、ミッドレンジモデルやエントリーモデルのコストパフォーマンスの高い機種です。

 2024年にも「上位モデルを選ばなくても、もうコレで良いよね」と思える機種が続々と登場しました。

スマホ 「motorola razr 50」(出典:motorola

 ここでは2024年に発売されたスマホから、コスパに優れた注目の機種をピックアップして紹介していきます

井上晃

井上晃

スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway


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OSアップデートが7年まで伸びた:Google Pixel 8a

 2024年7月に発売されたGoogleの「Pixel 8a」は、コスパに優れた「Pixel a」シリーズの最新モデルです

 Googleストアでの価格は7万2600円(税込、以下同)。数字だけみるとすごく安いわけではありませんが、本世代からはなんとOSアップデートが7年も保証されるようになっています。

 つまり、一括購入で長く運用したいユーザーにとっては、特にコストパフォーマンスの高い選択肢というわけです。

スマホ Google Pixel 8a(出典:Google

 ディスプレイには傷や衝撃に強いGorilla Glass 3が使用され、防水防塵性能もIP67に準拠しているなど、長期運用でも安心できる仕様です。

 搭載するプロセッサーは、2023年の上位モデルであるPixel 8シリーズと同じ「Tensor G3」。お馴染み「消しゴムマジック」を筆頭に「Gemini」「ベストテイク」「音声消しゴムマジック」などAIを活用した機能にもしっかり対応します

 背面カメラは、広角(6400万画素)+超広角(1300万画素)の2眼構成。上位モデルと比べると望遠カメラが無く、センサーサイズにも差があります。

 望遠を必要とするような構図や暗所撮影などは上位モデルと差が出てくる部分ですが、そこが気にならなければオススメできる一台です。

上位モデル並みのカメラを備えた:AQUOS sense9

 「AQUOS sense9」は、シャープが2024年11月に発売したモデルです

 ミッドレンジの「AQUOS sense」シリーズ最新モデルで、実売価格は6万5000円程度から。ディスプレイサイズは6.1インチです。

 プロセッサーには「Snapdragon 7s Gen 2 Mobile Platform」を搭載し、メモリには6GBまたは8GBを備えます。

 シャープ製品らしく、米国国防総省の定める物資調達規格であるMILスペックに準拠した防水・耐衝撃性能なども備えていて安心して使えます。

スマホ AQUOS sense9(出典:シャープ

 ポイントは、ディスプレイが最大240Hz相当の残像を抑えた1〜120Hzの可変リフレッシュレートに対応したことと、画面のピーク輝度が2000ニトになり前モデルと比べて約4倍に向上したこと。動画やゲームもぬるぬると表示でき、屋外での視認性もアップしているわけです。

 背面カメラには、標準+広角のデュアルカメラを搭載。どちらも解像度は5030万画素で共通しています。標準カメラに搭載されるイメージセンサーのサイズが、上位の「AQUOS R9」と同じく、1/1.55インチという大型であることも見逃せません。

狙い目縦折りスマホ:motorola razr 50/50s

 「motorola razr 50」は、モトローラ・モビリティ・ジャパンが2024年9月に発売した折りたたみ(フォルダブル)モデルです。メモリやストレージなどの仕様が若干異なる「motorola razr 50s」というソフトバンク版モデルも展開されています。

 公式ストア価格は13万5801円で、ほかの2製品と比べると少々高額ですが、フォルダブルスマートフォンとしては手頃で、コストを押さえつつ新しい体験を楽しめる一台です。

スマホ motorola razr 50(出典:Amazon

 メインディスプレイは6.9インチ、アウトディスプレイは3.6インチ。前モデルと比べて、アウトディスプレイが1.5インチから3.6インチへと拡大したのがポイントです

 このアウトディスプレイでは、コード決済やチャットアプリなど、ほぼ全てのAndroidアプリが利用可能であり、ミッドレンジながら縦折りスマホの中でも高い自由度が魅力的に感じられました。

 プロセッサーにはミッドレンジのフォルダブル向けとされる「MediaTek Dimensity 7300X」を搭載。motorola razr 50ではメモリ12GB/ストレージ512GB、ソフトバンク向けの「motorola razr 50s」ではメモリ8GB /ストレージ256GBを備えます。

 ガジェット感のある製品でありつつも、IPX8準拠の防水性能を備え、FeliCaを搭載しておサイフケータイも利用できるなど、日常使いに適した機能も抜かりありません。

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