生成AIを活用した独自機能の搭載は、昨今のスマートフォンのトレンドのひとつです。こうしたAI機能は各メーカーによってさまざまであり「Galaxy」シリーズのスマートフォンでは「Galaxy AI」という名称で、AIを活用したさまざまな機能を搭載しています。
しかし「どうやらこのスマホではAI機能が使えるらしい」と分かっていても、細々と機能概要や操作手順を調べるのは意外と大変なものです。
Galaxyの公式情報をもとに、どのようなAI関連機能が使え、どう操作すれば良いのかをギュギュッと集約して前後編で紹介していきます。
なお、特定の機能が使えるかどうかは、Galaxyシリーズの機種や対応状況、購入したキャリア、OS等のバージョンなどによっても変わってきます。
井上晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
まずは、Googleが一部のAndroidスマートフォン向けに提供している「かこって検索」機能の存在が外せません。GalaxyもAndroidスマホであり、もちろん対応しています。
こちらはその名の通り、指やSペンを使って画面に写った対象物を囲むジェスチャー操作を行うことで、情報を素早く検索できるという機能です。かこって検索の対象となるのは画像だけでなく、動画、テキストなども含まれます。
操作手順としては、ホームボタンを長押しした後、指またはSペンを使って画面に写った検索したい対象物を丸で囲みます(ちなみに「かこって検索」という名前ではありますが、画像をタップするだけでもOKなこともあります)。そして、指先やペン先をはなすと検索が実行されます。
ちなみに、同機能に対応するGalaxyとして公式ページに列挙されている機種は以下の通りです(※公式解説ページの最終アップデートが2024年11月なので、最新のGalaxy S25シリーズなどは含まれていません。以下同)。
続いて紹介するのは、通話中にリアルタイムで翻訳が実行される「リアルタイム通訳(翻訳)」機能です。
通話時に同機能名のボタンをタップすることで、話者に続くように指定した言語にて翻訳内容が音声で再生される仕組みです。こちらの機能はGalaxy AIに対応した機種で、Galaxyスマホ向け独自UIの「One UI」を、バージョン6.1以降にアップデートすると使用可能となります。タブレットでは利用できません。
ちなみに、同機能を利用するには「設定」アプリから機能を有効にし、言語を設定しておく必要があります。言語によっては言語パックをダウンロードしておく必要があるので注意しましょう。
先述のリアルタイム通話が電話で使える通訳機能だったのに対し、対面での会話では「通訳」アプリを利用できます。こちらもGalaxy AIとしてまとめられている機能のひとつ。One UI 6.1以降のにアップデート後に使用できます。
同機能はクイックパネルに表示される「通訳」を起動し、使用する言語を設定してから、マイクアプリをタップして会話を認識させていく流れで使用できます。
「チャットアシスト」は、メールやメッセージなどにおけるテキストの処理を補助してくれる機能です。
具体的には、文章の生成、翻訳、文章スタイルの変更、校正などの機能を扱えます。すでに日本語も対応しているので、上手く活用すればテキストベースでのコミュニケーションを時短できるでしょう。
チャットアシスト機能は、キーボードの左上にあるキラキラと輝いているようなアイコンをタップすることで起動できます。
これらの機能が有効になっているかどうかは「設定」アプリの「Galaxy AI」→「チャットアシスト」にて確認が可能です。
チャットアシストに対応していると公式サイトに記載されている機種は、以下の通りです。
ただし、一部の機能は対応機種がさらに限定されます。例えば「文章の生成」については「Galaxy Z Flip6」と「Galaxy Z Fold6」でのみ利用可能とされています。
チャットアシストと似た機能にメモアプリなどで使える「ノートアシスト」という機能もあります。
こちらは文章を生成するわけではなく、既存の入力された内容に対して、箇条書きや見出し付きに整える「自動フォーマット」や、「要約」、「スペル訂正」、「翻訳」などを実行できるものです。
使い方も先述のチャットアシストと似ていて、キーボード画面の左上に表示されるキラキラと輝いているようなアイコンをタップすれば利用できます。
設定について「設定」アプリの「便利な機能」→「高度なインテリジェンス」→「Samsung Notes」→「ノートアシスト」がオンになっている必要があります。
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