仕事の書類や、子供が持ち帰ってきた学校からの手紙など、家の中は何かと書類であふれがち。「とりあえず保管」するための収納アイテムがあると、楽にすっきりと整理することができます。
ここでは、キングジムの「サクッと整理!ドキュメントファイル(オープンタイプ)」(以下、ドキュメントファイル)をレビューします。じゃばら式で、ポケットの数が13もあり、書類以外の収納にも使えます。
川崎 さちえ
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
キングジムは、使い勝手の良いファイルや文房具などを展開するブランドです。漢字変換が可能なコンパクトラベル作成機「テプラ」で有名ですね。そのキングジムが6月に発売したのが、このドキュメントファイルです。
内側がじゃばら式になっており、持ち手を両側に引くと開きます。開くとその状態を保ちやすく、手を離しても自立します。幅は最大で約22.5cmになり、そのまま立てて使えます。高さは約24.5cm、奥行は33cmです。この自立する機能は、支えが必要ないためどこでも使えて非常に助かります。
また、持ち手部分にはカバーが付いており、ドキュメントファイルが重くなっても指に食い込みにくくなっています。
使用しないときは閉じて薄くできるので、棚などにもすっと入れることができ、保管場所にも困らないでしょう。
筆者は個人事業主のため、領収書などはしっかり保管しておく必要があり、ノートに貼って保管しています。また、取材ノートや資料などもあり、それらをこのドキュメントファイルに収納しています。ドキュメントファイルにはふた付きタイプもありますが、資料などが入りきらない可能性を考え、ふたのないオープンタイプを選びました。
ポケットが13個もあるので、「とりあえず入れておきたい」と思った資料も迷わず収納できます。そうすることで、デスクやパソコンの周りの書類を減らせます。うっかりするとすぐに資料などであふれてしまうため、「とりあえず」保管でき、パソコン周りが整理できるのは非常に便利です。
貼ってはがせるインデックスラベル24枚も付属しているので、これで見やすく分類することも可能。最大収納枚数は、A4コピー用紙で約450枚となっています。
書類整理以外の使い道はないかと考えたところ、洗濯ハンガー入れになると思いつきました。筆者は洗濯物を干す際にハンガーを使いますが、取り出すときにハンガーが絡まってしまうことがあります。1つずつスムーズに取り出せないかと考えていたので、このドキュメントファイルが活躍しそうです。
仕切りごとにハンガーを入れることで、ハンガーが絡まることなく、1本ずつスムーズに取り出せました。
筆者は夏に決まったTシャツを着回すことが多く、それらをタンスに重ねて入れていたため、取り出しにくいことがありました。そこでドキュメントファイルを使ってみることにしました。
Tシャツは厚みがあるため13ポケット全てに1枚ずつ入れるのは難しいですが、ポケットを1つおきに使うなど工夫すれば、思った以上にすっきりと整理できました。
余談ですが、ドキュメントファイルに入れるのは出番の多い「一軍」の洋服です。この中に入れるものを選んでいるうちに、改めて自分にとって本当に必要な服は何かを考えるきっかけになりました。
ここに入らない服は出番が少ない服であり、手放すことを検討しても良さそうです。このように収納場所に制限があるものを使うと、本当に必要なものが見えてくるのかもしれません。
キングジム公式オンラインストアでの、ドキュメントファイルの販売価格は1590円(税込)です。カラーは白、ベージュ(筆者購入品)、黒の3色展開です。書類整理に使うものだと思われがちですが、実際には家の中のさまざまな収納に活用できそうです。
この記事ではいくつかの活用法を紹介しましたが、筆者は特にハンガー入れとして使いたいと思いました。ハンガーの絡まりは、ささいなことですがストレスに感じていたためです。
人それぞれ使いやすい方法は異なるため、自分の生活に合った独自の使い方を見つけてみてはいかがでしょうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.