旅行や出張などの移動中、ずっとスマートフォンを見ていたり、ウトウトして寝てしまったりした時に、気が付いたら首が痛くなっている……という経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
そんな時に役立つのが首にはめてつける「ネックピロー」。最近では、各社から軽量で持ち運びしやすいさまざまなエアー枕が登場しています。
そこで今回は、100円ショップ・DAISO(ダイソー)が展開する「らくらくエアー枕(しっかりサポート)」(以下、らくらくエアー枕)を紹介します。実際に使用してみたサイズ感や使い心地をレビューしていきます。公式サイトでの販売価格は110円(税込)です。カラーは、ネイビー、カーキー、グレーの3色展開です。
足立ぷたたん
Fav-Log編集部員としてファッションや小物、美容などの記事を中心に書いています。マルプーの女の子と暮らしてます。プライベートでもファッションが好きで、他にも音楽、アニメ、カフェ、ウィンタースポーツなど多趣味です。
らくらくエアー枕は、空気をぬくとシート状にまで薄くなるため、持ち運びの際にかさばらないのが最大の魅力です。一般的なネックピローはクッション素材のものが多く、持ち運びにはややかさばるという難点がありますが、このエアータイプならそうした悩みを軽減してくれます。
実際に空気をぬいた状態で手に取ると、ぺらぺらのシートのような印象で、折りたためば、かなり薄くなりコンパクトに収納できます。さらに丸めることもでき、厚みは出るものの手のひらサイズまでコンパクトに。スーツケースの隙間や手持ちバッグにも入るので、出張や長期間の旅行で荷物が多いときも負担になりません。
また、110円という低価格も大きな強み。極端な話、旅先でお土産などが増えて荷物を減らしたいときには、使い切り感覚で処分してしまうこともできます(処理の仕方は各地域でご確認ください)。予算も荷物も最小限に収めたい人には、おすすめのアイテムです。
広げてみると、このような薄さになっています(写真参照)。この状態での厚さを計ってみたところ約1mmでした。
それでは、実際に枕をふくらませていきます。仕組みは浮き輪と同じで、ふくらまし口から空気を吹き込むだけ。シンプルな構造でサッと使えるのもうれしいポイントです。
ふくらました後は、パッケージの情報では約38.5(幅)×28.5(縦)×10.5(マチ)cmと、ネックピローとしては標準的なサイズ。そこまで大きくないので、女性の筆者が実際にふくらませてみても、約1分でふくらませることができました。ただし注意点として、空気が少ないとクッション性が十分に発揮されず、首を支える効果が薄れてしまいます。最後までしっかりとふくらませることが重要で、その段階ではやや肺活量を使う感覚がありました。
実際に首に装着してみると、素材感とフィット感に関してはやや気になる部分もありました。
表面はマットで少しパリパリとしたビニールのような質感で、直接肌に触れると柔らかさはあまり感じられません。クッション素材のものを使用したことのある人からすると、あまり快適とは言えないかもしれません。
さらに、実際つけてみると、女性ということもあってか首周りにかなり余裕があり、装着時には首の左右に隙間ができてしまいました。そのため、頭を預けようとすると角度がずれてしまい、しっかり支えられているという感覚は薄いです。もちろん首の太さや体格によって使用感は異なると思いますが、伸縮性や調整機能がない分、フィット感に関しては人を選ぶアイテムだと感じました。
ただし、価格を考慮すれば「最低限首を支える」目的には十分。頻繁に使うには使い心地の部分がいまひとつですが、短期の旅行など「必要なときだけ安く手軽に使いたい」という人には、コンパクトで荷物にならず、コストも最小限で済むので、おすすめできます。
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